コーチから弟子への2通目の手紙

 100が切れると思いきや、切れなかった君。情けないじゃないか?切れていたと思うよ、私はね。そこで2通目の手紙を書く決意をした。まあ「読むクスリ」だと思って読んでくれたまえ。


1、まず、一番ホールで「おにぎりどうですか?」はいかん。私は滅多なことでプレイ中に食べ物を口にすることはない。大抵、水のみでプレイしている。心遣いは嬉しいが、すでにこの時点でプレイへの集中心が薄れ始めていく。「ピクニック気分」と自分から言ったよな?100切りはピクニックじゃないぞ、地獄の黙示録だ。

2、前半、終わって51。あれほど「数えるな」と言ったにもかかわらず数えてしまった。この時点ですでに先を読んでいる。楽観思考の始まりだ。そんなに甘くないぞ。だから切れなかったんだ。このあたりから「たられば」が頭の中を過ったに違いない。そういう余計なことを考えるとプレイに100%集中できないのはゴルフの神様でなくても分かることだ。

3、後半の5ホール目まではラッキーの神にも助けられ順調だったよな。そして迎えた6ホール目がまさに地獄、天国との別れホールになってしまった。なかなか15打叩けるプレイヤーはいないぞ。
 まず1打目を横のホールに入れてロスト。それを木を超えて出そうと思ったのが間違いだな。ペナルティをもらったんだから、少し隙間の多いところから打って確実に元のフェアウェイに戻すべきだったんじゃないか? そして次もまた人生の裏街道とも言えるべき、カート道の横に入れた。そして次がチョロで、その次にバンカーに捕まってしまった。バンカーは得意になったはずだったが、君はもうこの時点でかなり気持ちが焦っていたに違いない。ここで4回叩いたよな。それがオーバーし、寄せで1回しくじり、パターでオンして2パットだったと記憶している。ここをせめてwスコアで終えていれば100を切っていたんだ。馬鹿者!!

 いつもはきっちり真っ直ぐ飛ぶドライバーが、やや右に逸れていたのは練習場でも同じことだった。最後の振り切りが足りなかったのか?と分析している。まあ、それでも18ホール回って2,3回はそういうことがあるだろう。それでもWボギー程度で終われるようにせんといかん。

 いまだに2打目や3打目でチョロがある。これをまず直せ! ゆっくり上げてゆっくり下ろせ!これは誰にも言えることだろう。「狙ってやろう」とか変に思ってはいけない。ここでその気合が力に変わる。力が入ればボールは真っ直ぐ飛ばないようになっている、これが素人ゴルファーの「宿命」じゃないか?

 そして寄せのチョロだな。これも問題だグリーンそばまで来ていて乗せられないのは少し情けないな。転がして乗せることを考えなさい。だから、あそこでパターを使って乗せなさいと、私は言ったんだ。確実に転がる、そしてトップしないからオーバーすることはまずない。あとは力加減だからな。これをマスターすればスコアが3-4打は違ってくるぞ。

 あと、スタンスは一緒に回ったSさんを見習い、1足分拡げること。これはぐらつきをなくすんじゃないかと私は思う。まずはこれで素振りをしなさい。毎日100回を課題にしておこう。基本はあくまでもゆっくり上げてゆっくり下げること、これでイメトレをすること。

 スコアは結果であって、経過ではないと思う。だから途中で数える必要はないんだ。終わってみて集計すればいい。前半終わっても数えるな。その数える暇があったら次のホールのために素振りが5回はできるじゃないか? 各ホールを確実に制することに集中する。そして18ホール終わって数えればいい。そしてスコアがどうであれ「満足の行くゴルフ」ができれば、良かったことにしよう。そう思えるようになったら、自然に100を切って2桁の数字が背中の後をついてくるもんだ。あくまでも自然体ってことだな。次回の健闘を祈る。

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