今日のニュースから

1、三越パリ店が9月に閉店することになりました。同店はここ数年赤字が続いていました。そして伊勢丹は天津に2号店を出すことが発表されました。時の流れは欧米からアジアへ。確かプランタンにはかつて高島屋がありましたよねえ。

2、食事全体で塩分の多い生活習慣を続けると、各種ガンや心筋梗塞、脳卒中などを起こしやすいことが調査で分かりました。日本人は漬物、塩辛、いくらなど塩分を多く含む食品が好きです。

3、世界に進出するユニクロは、女性の姿勢を綺麗に保つ下着「スタイルアップインナー」を全国で発売しました。1枚1千円です。まさにファッションを乗り越え、生活のインフラを目指しています。これなら年齢を問わず誰にでも売れますから、売れる数が違ってきます。

4、トム・ワトソンがタイガーに対し「行動を慎みなさい」とコメントしました。ゴルフ場で怒りを爆発させる、クラブを投げるなどは偉大なプレイヤーがすることではない、と語っています。確かにニクラウスやパーマーがそんなことをしていたでしょうか? 

5、株価が大きく下げています。ダウは200ドル下げて10063ポイントで午前中の取引を終了しました。今朝発表された失業保険申請者数が大きく増加したことが原因で、雇用情勢に株価が左右されるようでは、景気回復は遠いでしょう。

 「豊田章夫には認識があった」創業者の孫で現社長の彼が昨年10月に報道陣に話したときのことです。彼は「How the Mighty Fall」という本を読んでいて、誇り高く躍進する企業(強者)がいかに没落、落伍していくかを悟っていたのです。それによると、第1段階は成功から生まれる自信過剰、第2段階は規律なき規模拡大の追求、第3段階はリスクの危機の否認、第4段階は救世主にすがる、第5段階は無意味な存在に転落・破滅する、というもので章夫さんは豊田が第4段階にあると語ったそうです。自分は創業者の孫であり、求心力がある。今のトヨタを一致団結し取りまとめ、正しい方向へ導いていくのは自分の使命であり、社員の願いでもある、まさに救世主ですね。では、第4段階で食い止めるには何が必要であるかと言えば、冷静さ、焦点、慎重な行動だそうです。トヨタが強いのは、日本そして米国でした。他の国ブラジル、インド、中国ではVWなど競合に大きく水をあけられています。北米に集中し過ぎ、質よりも量を追いかけた結末が今回の問題の始まりだったのではないでしょうか? 時代はすでに変わりつつあります。欧米からアジアの時代へと変わりつつある中で、今後のトヨタは少し苦戦を強いられるでしょうね。

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