90の壁に向っている君へ

 このところの君の活躍ぶりには目を見張るものがある。何がそうさせたのか、この前君も知っている人物と話をしたことがある。「遅咲きの花」と彼は言っていたがね。私は違うと思うんだよ。ちょうど地方回りをして下積みを重ねた長年売れなかった演歌歌手が、有線の地方から地道にリクエストが入り始め、売れ出してきた、いよいよ在京テレビ局から出演依頼がかかろうとしている状態ではないかとね。それもまだNHKレベルではなく、テレビ東京の「演歌の花道」というマイナーな番組に出演の依頼が来ている状態じゃないかと思う。
 思えば、最後に君とプレイしたのは雨で中止になったトロフィークラブだった。1ホールしかプレイできなかったが、いきなりドライバーを外し、2打目も確かチョロだった君を見て私は「進歩のない奴」とバカにしていたぐらいだ。それでも君は接待ゴルフ慣れし、昨年100を切り、その後もコンスタントに100を切っているではないか。そろそろ90の壁が見えてくるだろう、そんな君に、世界中のプロからの名言を「読むクスリ」としてごっくん飲んでもらいたい。


・もし上達がお望みなら、1メートルのパットばかり練習しなさい」

・いかなる局面でも自分を支えてくれる心の余裕は、最終的には自分が積んだ練習の量から生まれるのである。

・他人に一番迷惑をかけるプレイヤーは、下手な人ではなく、自分の腕前の程を知らずにプレイする人である。

・私は1ラウンドに3-4つのミスをするものとあらかじめ決めている。それゆえにミスをしえもくさらない。

・ゴルファーは、一番身近な最強の敵は自分自身であるとすぐに気づくのである。

・ゴルフほど、プレイヤーの性格の表れるものはない。しかもそれが最悪と最善というカタチで表れる。


 思えば、何回90切りかけて挫折したことか。おそらく10回以上チャンスがあったんだよ。でも最後の18番で崩れてね。wボギーで上がれば切れたのにトリプルを叩いたこともある。最後の最後までわからないのがゴルフなんだろうと思う。
 1つのテクニックとしては、スコアを数えないことである。毎ホールだけを考えてプレイすることだね。17番を終えて計算をしてしまうと、頭が90を切ることを考えてします。するといつものプレイができなくなるんだね、そこが恐ろしい結果をもたらすことになる。18番も1つのホールとして考え、いつものゴルフをする、そして計算して結果として90を切っていればいいんじゃないかね。
 90の壁は100の壁の2倍厚いと思ったほうがいい。でもすべてのホールをボギーで回ることができれば、90になるからね。その中の1つをパーで上がれば良いだけだよ。

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