週末往来!

 3月の失業率が発表されましたが、2月と変わらず9.7%でした。雇用数は若干の上向きですが、全体的な数字としては横ばいで、この9%台は来年以降も続くと予想されています。
 さて、850万人の雇用が失われたといわれていますが、その大元は製造業で570万人だそうです。これが回復しないことには米国の雇用は回復しないのです。過去10年でヘルス関係は逆に200万人の雇用増があったそうですが、相殺されていません。
 結局、コスト安から海外に一度出てしまった製造業は国内空洞化を招き、2度と戻ってくることはないでしょう。それは日本も同じことです。何か新しい分野に投資をしていき、雇用を創出していかないと抜本的な改善は見られないということです。
 日本の場合は、やはり輸入に頼っている農業を効率よくやることではないでしょうか? 狭い日本でも地方に行けば土地があります。そして日本お得意のバイオ農業ハイテク農業で狭い土地を利用した生産性の高い農業を展開すればそこに雇用が生まれます、言うほど簡単ではないと思いますけどね。自給率を上げる意味でもやらないといけないでしょう。

 さてフィナンシャルタイムズから面白い記事を見つけました。米国の住宅価格が下がっている、そして下がり続ける可能性があるというものです。
 昨年の第1-第2で下がり続け、第3四半期で上昇したものの、その後は下がり続けています。4月31日まで延長された税優遇策も再延長はないようです。
 そして、失業率の高さから住宅の差し押さえが増えています。これにより、銀行などが保有した住宅を換金のため安く販売していることも要因となっています。
 さらには、これまでFRBが1兆2500億ドルのMBSを買い取ってきましたが、これも3月で終わりとなり、このため金利が4月以降ジワジワ上昇すると予測されています。 今は4%後半が5%後半にまで上昇するというものです。
 政府は一時住宅ローンの組み換え優遇策を発表し、400万世帯を救済するとアドバルーンを上げたものの、実際に実施したのはわずかに17万世帯でした。
 こうして住宅価格が下がれば、建設雇用も生まれません、家が建たないと家具も車も売れません。
 3月は0金利などで大幅に売り上げを伸ばしたかに見える自動車業界ですが、最盛期の6割の操業ときいています。6割は赤字にはならないが、そんなに儲かりもしない。何とか会社が回っている状態だそうです。これは実際に部品会社の方に聞いた話なのでかなり信頼性が高いと思います。ただ、これで一度、生産増とかになれば供給が追いつかなくなる可能性もあります。

 商工会の月例ゴルフの会場、Celebrity Golf Clubが差し押さえになったというニュースが昨夜のAJCに出ていました。オーナーのDr.Jはこれまd$5Mを投資し、一度も給与を取ったことがなったとか。

 Filene's Basement という店が Phipps Plazaの向かいにありますが、今朝泥棒が入っています。これで2回目です。店のウィンドウを破り、すばやく物を奪い逃走する手口の犯罪は急増しています。
 昨日のニュースではSmyrnaで10件近い車上荒らしがあり、同様の車上荒らしはBuckhead南の Lindberg Stationというアパートの駐車場でも頻繁に起こっています。盗るものはGPS、携帯電話など金目のものです。見えるところに置いておくほうが悪いともいえます。

 

 
 
 

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