週末往来Ⅱ

 昨夜は、なかなかの混雑ぶりでしたが、事件はこういうときに起こるものです。1つは、従業員が仕事中に何か食べていたということです。私の店では仕事中は食べてはいけません、というか普通の店なら勤務中に物を食べることは許されないはずです。それでも人によってはこそこそ食べる人が出てきます。国民性もありますし、個人差もあります。
 普段なら行かないであろう場所にたまたま行って、そういうものを目撃するわけですね。神様は見ているんでしょうし、教えてくれるんでしょうね。
 その行為をしていたのは、実は信頼していたマネージャーですが、帰りがけまで放置しておきました。それで何か言うかと思ったのですが、何も言わないのでこちらから切り出しました。するとまず「寿司シェフのAがくれたものだから」という、そして次に「食べたのは私だけではない、BもCも食べた」と言い訳。私は期待していたのは「すみません」の謝りの姿勢です。これも国民性かもしれませんが、東南アジア系やヒスパニック系から「I am sorry.」を聞くことはあまりないですね。
 そこからは説教です、給与の重みは責任と信頼の重みであり、それを自ら裏切ったことは処罰されるべきで、給与の引き下げになります。以前にはその場でクビにしたこともありますからね。そこまでやって見せしめを作らないと再発防止にはなりませんが、今回の人物をクビにはできないので、減給処分にするわけです。それで分かれば良し、本人が嫌でやめるならどうぞご勝手にですね。

 もう1つは、キッチンの人間ですが、彼はよく仕事をしますが、切れる。普段は大人しく仕事をするんですが、何かあるとぶち切れるわけです。これまで何回もあったのですが、基本的に人間が悪いわけではないので、そのまま使っています。彼は帰るときにしっかり謝ってから帰りました。こういう態度はまだ許せるわけです。一応、本人に反省の色が見えるわけですからね、もちろん再発はするでしょう。ただ、謝ればこちらから言うことはないわけです。私が言ったのは、「それは君自身の問題である。カッカして切れていたんでは、人と付き合えなくなるぞ」と忠告はしましたけどね。

 レストランってのは、毎日がドラマなわけです。そういうのがあれば気は滅入りますし、家に帰って飲むでしょうし、むかつきますけどね、ストレスは溜まる一方です。それでも毎日100起こることの中の1以下ですから、無視して事が通り過ぎるのを待つしかないということです。

 月曜日は少し早出になります。マスターズウィークで、イアン・ポールターの出前を作らないといけません。なんでも午後2時にはアトランタを出るというので、それまでに夜のおつまみをつくって差し入れするわけです。辛いものがとにかく好きで、カレーも好き。英国には歴史の関係からインド料理も多いし、そういう料理を好むのでしょう。

 4月に入れば、商工会のゴルフコンペが始まります。今年は景品担当になっていますが、店からのギフト券はやめました。他の店はやっていますけどね。回収率が低いし、利用価値がないと判断しました。その代わり、今年は仕入れ業者に協力してもらい、お菓子などすぐに食べられるものを茶袋に入れてみました。ミステリーバッグですから、何が入っているかはお楽しみです。マンネリは良くない、常に面白い企画をして人をひきつけていかないとイベントは大変だと思いますが、皆さんに気に入っていただけるかどうかは分かりません。私個人的には、せんべいやチップスなどをもらった方が家族の方のお土産にもなるし、「お父さん頑張って」でゴルフに行き易くなると読んでいるんですがね。

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