黄桜の営業が来店!




京都伏見の黄桜です。昔はカッパのCMでお馴染みでしたが、最近は吉川晃司を使っているようです。


さて、業界の勉強をしましょう。大手6社というのがありまして、1位白鶴、2位月桂冠、3位宝酒造、4位大関、5位日本盛、そして6位が黄桜です。

「皆同じようなもんだろう、大して美味しくないよ」と私が言えば、「いいえ、黄桜は違うんです」と彼は言う。


その1)黄桜以外の大手5社は、液化仕込という方法を取っています。これは米と水を混ぜて短期間、わずかに10日でアルコールにする方法です。黄桜は中小の酒蔵と同じように液化仕込みを行わず、40日かけてアルコールにしています。


その2)酒かすが違う。黄桜以外の大手5社は酒を絞る、圧縮して絞るのですが、その過程で酒かすが出ますが、100%絞る。黄桜は80%で止める。これは最後まで絞るとどうしても雑物が入る、ただし生産効率は高い。酒が残っていた方が酒かすも美味い。


その3)当時の技術が違う。大量生産では杜氏は必要ない。黄桜には社内で養成した高倉さんという43歳の杜氏がおり、蒸した米を触って水分量が分かるそうです。


その4)大手は年中、酒を作っている。中小の酒蔵は9月に始まり3月に終わる。黄桜は9月に始まり6月に終わる。


そんな感じで、他の大手と黄桜は違うということを彼は訴えていました。


ちなみに酒米って何?と思うでしょう・酒米は心白が大きいのです。心白が大きいということは水分が入りやすいということで、酒に適しているわけです。酒米を普通のご飯として炊くとどうなるか? べたべてしたご飯になるそうです。知ってなるほどですね。





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