諸々 あーこれも人生かな

 今日は、ここ数年間で一番悲しい思いをした日ではないか? 4年近くも一緒にやってきたビジネスパートナーから再婚と妊娠を告げられ、おめでとうという気持ちと何となく寂しい気持ちで一杯。ほぼ毎日一緒に仕事をしてきて、鍛え上げてきた人間が間もなく自分の元を去るというのは実に寂しい。

 最初は妹が仕事をしていて、面識があったものの、明るい笑顔に惚れ、「これはフロント向き」という直感があってフロントに起用した。それは実際に成功したと思う。特に米人に対する客の扱いは満足していたし、私の希望通りにほぼ動いてくれ信頼もしていた、そういうこともあって待遇も良くしたつもりだった。

 ここ数ヶ月はキッチンのスタッフが辞めるなどいろいろあって、彼女も話が切り出せなかったようで、指輪に気づいた私が質問しても冗談めかしていたが、今日はしっかり話をした。まあ1月の出産まで働いてくれるというが、私は無理しないで欲しいと言った。
 あまり身重で重労働をして欲しくないということ。また経営状況も良くないことから人件費節約のこともあり、労働時間を減らす話をしようとしていた矢先のことで、これは神の知らせではないかと思った。

 こういう点では私は、神に見放されていない。常に守っていただいているように思う。今回は数年来の危機で、人件費の圧縮を行っていた最中だった。最後までフロントには手をつけたくなかったが、平日は別にいなくてもやっていけるだろうという判断で話すつもりだった。それがこういうことになり、話をすんなり受け入れてくれたことに感謝する。そして苦しい状況を救ってくれるであろうことに感謝する。

 帰る途中に訊き忘れたことがあったので電話した。つまらないことかも知れないが「男の子か、女の子か?」。彼女は「男の子」であると答えた。これで何か買ってやる際にも選択がし易くなる。自分の助けになってくれた彼女には良くしてやりたいと思う。

 前に離婚するときに、相談に乗ったことがごく最近のように思える。「私はいつも君のサイドだから」と言ったことを覚えている。そんな話も今日はした。あれから3年経って彼女は大人になったんだと思う。だから今回は失敗はしないだろうということも確信している。前から子供が欲しかったことも知っていたし、すべてが彼女にとってうまく回っているように思う。

 そして家に帰り、郵便物を見るとIRSから2通も手紙が来ている。「嫌な感じ」と思い封を開けると払い戻し金のお知らせと書いてある。思えば去年は会社、今年は個人となかなか当局には苛められたし痛い目にも遭った。それが今回はその査察の払い戻しが二ヶ月分の給与程度あり、別の封筒に小切手が入っている。思えばこれも神の褒美のように思える。お金のない時期に元々自分のお金とはいえ、臨時収入があることは嬉しい。

 人生とはそういうことの繰り返しなんだと常に思う。良いこともあれば悪いことも必ずある。今日みたいに1日で谷あり山ありもあり得る。ましてや今日はゴールドが2%も上がって私は機嫌が良い。ゴールドへの投資を始めて約2年になるが、その勘が見事に当たっていた。それも神の導きのように思う。というのもそれまでゴールドに興味を持ったことは一切なかったからである。

 しばらくは悲しい思いが続くだろうが、彼女が赤ちゃんを連れてくる日を楽しみにしていきたいと思う。そして私の買ってあげる服を着てくれればそれで、私は幸せになるんじゃないかなとも思う。

 今日は仕事が終わって、念願の男性トイレのトイレットペーパーホルダーを取り替える作業をしていた。前の壊れた古いのを外して新しいものを取り付ける作業だが、最後のお客さんが入って来ようとしたので、「悪いね、取替え中だから女性トイレを使ってくれないか」と言った。そのN君は最近、会社に入ったばかりの新人だが、たまにランチやディナーに来てくれる。たぶん、私のブログも読んでいるんだろう。「そういうこともやるんですね」と言うもんだから私は「小さい会社は何でもオーナーの仕事だよ、すべてがお金だからね」と答えた。彼は「TAKAさんのそういう一生懸命やる姿勢に好感が持てます」と言ってくれた。まあ、すべてが人生、やるしかないじゃないかというのが私の本音かね。そして毎日、筋書きがない、アドリブで生きていくしかない。

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