アメリカを離れる人が増えている、そして

 昨日のこと、スタッフの1人とミーティングをしていましたが、1人をクビにするかどうかの検討会でした。その中で彼女が言ったことは「今、その人物をクビにしても後釜を探すのが難しい」ということでした。

 聞けば、アジア人の不法滞在者もここ数年の米国経済不況で本国に帰国するケースが増えているそうです。東南アジアといえば今は登り龍のように経済が活況ですが、そういう面もあって帰国するのでしょう。

 すでに人が辞めた店では後釜探しに苦労しているといいます。そしてそうした店では過剰になっている韓国人を採用し始めています。ところが韓国人を採用すると、簡単ではありません。まず、他の人とうまくやっていけない人が多く、どちらかが辞める可能性が高くなります。元々、独立心の強い韓国人は他の国の人、同じ国の人でもうまくやっていけません。

 その東南アジア経済ですが、12日付けのフィナンシャルタイムズは「バブルである」と書いています。特にインドネシア、タイ、フィリピンで通貨が米ドルに対して上げています。実際にこうした新興国は08-09年の経済危機の影響を受けていません。

 現在、上記した国にブラジル、インド、南アフリカなどを入れた新興国の世界全体に占めるGDPは30%に達していますが、欧米と日本の金融機関が保有する50兆ドルの運用資産のうち、わずかに2-7%しか新興国に投資されていません。新興国の金融市場規模が小さいこともありますが、今後さらに伸びる可能性があるということです。

 現在立ち直りつつある日本や米国の経済ですが、当局の量的緩和策が継続されると(すでに日本は実施、米国も11月初旬に何らかの策を出す予定)、紙幣の増刷や超低金利から、お金を借りて、それを新興国にどんどん流し込んでいくという状態になるでしょう。そうすると日本のバブル時期のようなことになるのではないかという危険性があるわけです。

 バブルはやがて弾けますからね。弾ける前に売り抜ければ大儲け、できないと借金まみれで自滅ですかね。この世界的大博打に乗り込んでいくかどうかってことですかね。

 ただ、相手方もバブルにならないように手綱を締めると思いますが、米国の場合、日本人が高値で買わされ、ババを引いたように、今回も東南アジアにどんどん進出して投資するのはいいが、華僑に嵌られるんじゃないですかね。私はその上澄みだけ掬いたいと思っているんですがね。

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