今日のニュースから 10月11日(月)

 ノーベル平和賞を受賞した獄中の中国人作家の妻が、受賞の知らせを伝えたあと自宅軟禁になりました。携帯電話は破壊され、話ができず外出も外部からの訪問も許可されていないそうです。こういう処置は中国を世界から孤立させることになりますが、何を恐れるのでしょうか?

 それは美味い汁を吸っている一部の共産党支配層が、一般大衆のクーデターなどを恐れているのではないかと私は思います。民主化が叫ばれる中、自分の地位を維持し、安泰を狙う連中、それって日本の官僚にも言えることではないでしょうか?

1、今日のメトロアトランタの最高気温は86-87度となり、過去50年で最高になりそうです。10月中旬だというのに半そで半ズボンでは冬物衣料は売れないと思います。気温は木曜日から70度台に下がり、金曜日の予報は下が49度、上が73度となっています。

2、犯罪増加のニュースが多いですね。フルトン郡の南では今朝3時ごろ4人組が家宅侵入し、銃で家主を脅し金品を奪うという事件があり、バックヘッドの北では開店前の新しいレストランのドアが破られ薄型テレビが盗まれています。殺人にまで及ばないものの、不況下でこうした犯罪はどんどん増えているように思います。気をつけてください。

3、11月3日にFOMCが開かれますが、この後でFRBが何らかの金融緩和策を打ち出すのではないかという予測が出ています。これは9月の雇用統計が悪かったためです。

4、ますますイメージを悪くする中国ですが、今回の尖閣諸島漁船衝突問題からフジタ社員拘束までの出来事を海外はどう見ているかということです。東南アジアはすべて中国批判に終わっています。「中国は危険であり、アジア全体に脅威を与えているーベトナム」「中国の反応は狂乱に近いーインド」「中国は日本だけでなく東南アジアでも自らのイメージを傷つけたーシンガポール」
 そしてフジタのケースをみて、「日本だけかい?」と思ってはいけません。昨年、中国当局はオーストラリアの鉄鉱石企業の社員4人を逮捕し拘束しましたが、その裏には中国がオーストラリアから輸入している鉄鉱石の価格問題があったとされています。
 オーストラリア政府は北京在住の大使を召還するまで、問題は発展し、この4人は7-11年の懲役となりました。
 今年9月28日にはハイテク企業の中国人元社長が国家機密漏洩罪で逮捕され、20年の懲役になりました。この元社長はフランスの原子力企業アレヴァに情報を漏らしたとされていますが、その背景には06年に原子力発電所設置の交渉で同社が中国政府の思いとおりに動かなかったということです。
 今後も中国は、こうして敵対するものを捕らえ、脅していくわけですね。とんでもない国です。

5、マーケットです、円が91台に入ったことで日経平均は下がっていますが、中国と香港の市場は大きく上げています。原油軟調、ゴールドは1350ドルを回復しています。11月にかけて前述したような緩和策が期待されるため、株価は上がっていくと思われます。結果的にお金持ちが儲かる仕組みに変わりはないですね。貧乏人じゃ、株さえも持っていなから何が起ころうと関係ありませんが、10億円投資していれば今年は2億円ぐらいは余裕で儲かることでしょう。それは私が1万ドル投資してわずかに2千ドル儲けるのと同じ比率ですが、額にすると違いすぎますね。


 北朝鮮では新しい大将が特別支給を国民に行い機嫌取りをしたようです。3代目の世襲総書記。どうなんでしょう、このご時勢に!これでは将軍のいた江戸時代と何の変わりもありません。

 それよりもジョージアの暑い10月の方が気になる私ですが、暑いのは良いが、雨が降らないのが気がかりです。以前に読んだ記事によると、南東部は将来的に砂漠化に向うということです。
 その兆候のような状況が今起きていると考えられます。まず雨が降りません、そして降るときにはまとめて降るため土砂が流れ出し、土壌が弱っていくわけですね、そうすると作物が育たなくなります。やがてそれが砂漠化につながっていくというものです。今年は水不足の心配はなかったようですが、来年はどうなることやら、ですね。

 米国の学校が崩壊しつつあります。それはまず外からですが、財政難から先生のカットなど経費の削減を強いられているためです。それもどうもベテランで給与の高い先生の首が切られていて、残ったのは新米の質の悪い先生ばかりのようです。学校はたまに先生不足でというか、先生をただ働きさせるわけにはいかないので、休校になることもあります。子供は休みが増えていいようなものですが、どこかでこのしわ寄せが来ます。
 
 そして中からの崩壊は、やはり生徒の質が向上しないことでしょう。麻薬と銃の問題はかなり前から言われています。「学校に銃やナイフを持ち込まないように」といわないといけない現状をどう理解できますか?またスクールポリスと呼ばれる学校に常駐する警察官が必要なほど、乱れているということですね。

 最近では、いじめの問題も日本同様浮上してきました。先日、NJの大学だったと思いますが、同性愛の男子学生が盗撮されネット上で公開されたことが原因でブルックリン橋から飛び降り自殺しました。こうして目に見える範囲、そして見えない範囲でいじめは広がっています。まさに米国の教育の崩壊は始まっているのです。金持ちは公立へは入れないでしょうから、一般の人の中では子供の学校のために住所変更をすることもあります。質の高い学校のある区域に住み変えることはよくあることにようです。

 まあ、学校だけではなくすべてがおかしくなっているように私は思えるのですがね。コンピューターが出現し、浸透していく中で、やがてコンピューターが人間を支配するような世界になる可能性もあります。いやすでに始まっています。運転中にテキストメッセージの送受信を行っている人は、その初期ではないですかね。

 バリー・マニロウがベガス郊外のクラーク郡の高校に50万ドル相当に管楽器を寄贈したニュースを見ました。すでに13の高校で行っているそうです。Manilow Music Projectと呼ばれるもので、やはりこうした寄贈がアメリカにおける成功者の社会貢献なんだと思います。私も何かやらないと。

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