今日のニュースから 3月23日

1、またもGA工科大学付近で事件! 昨夜10時50分ごろ、GA工科大学のキャンパスを出て車に乗ろうとした学生に何者かが近づき、カージャックしました。この付近では、過去数ヶ月に頻繁に事件が起きています。

2、昨年、全米では6065件の銀行がかかわる事件が起きています。FBIの報告ですが、そのうち銀行強盗で奪い取られたお金は4600万ドル、このうち800万ドルが逮捕などにより戻っています。事件自体は11%の減少でした。


 今日は、これぐらいのニュースしかありません。オバマが署名して健康保険法は成立、グーグルは中国から撤退、それで中国は「遺憾である」なんじゃこれは?

 そんな健康保険法成立の影に隠れていますが、今日から議会ではある公聴会が開かれます。それは、ファニーメイとフレディマックをどうするかということです。政府がどんどんお金をつぎ込んできたわけですが、限界を超えているんですね。存続が潰すのか?そんな議論も出そうです。
 何か争点は、この2社は販売している債券のようですが、これは今まで公社ですから「米国政府のお墨付き」があるといわれてきたわけです。でも実際は違うわけですね、そしてこの債券の3分の1は外国人投資家が購入しています。もしも資金供給を絶てばつぶれる可能性もあるわけで、そうなると大損をする人が怒り狂います。しかし、投資というものは儲かることもあれば損することもある、当たり前の話なんですが「それじゃ、公社と思って買ったのに話が違うじゃないか」となるわけです。
 これまで政府による大きな救済としてはS&Lで1530億ドル、2年前の自動車や金融機関で1170億ドルでした。今回この2社を救済するのに1770億ドルかかると試算されています。
 今、新たに組まれてる住宅ローンの債権はすべてこの2社と連邦住宅局という部署によって買い取られています。不良債権になっても破綻させないようにするためですね、ところがこの住宅市況の悪化で住宅を手放している人が増加しているわけです。持ちこたえられない状態が近づいていると思います。だから早いうちに何とか政府としては処理しないといけないんですね。
 すでに1120億ドルがつぎ込まれていますが、この先いくらつぎ込めば終わるのか、終わらないですよ。住宅価格の上昇が起きない限りはね、ということは今後3年はダメ。
 結果的には「皆さん、アメリカンドリームを実現しましょう、ほらあなたも家が買えますよ」という大きな旗を振ったときから始まったのです。それは、やがてバブルを向え「家を買えば上がり儲かる」で罠に嵌った。金融機関はとにかくapproveの判子を押して、ローンを組ませ、そのローンを不動産証券に変え世界中に売りまくった。そしてバブルが弾け、変動金利でお金が払えない人が増え、家を手放し、債権が雪だるま式に増えていったわけです。金融機関は持ちこたえられず、政府にすがった。政府は住宅公社に債権を移すことで銀行を救ったものの、その債権を山ほど抱えて税金を投入しないと破綻するであろう公社の問題を先送りにしてきたが、もう限界がやってきているということです。言っておきますが、政府にもお金がないんですよ、そして米国債を一番買っているのは植民地みたいな日本なんですよ。アーメン。

 

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