強い組織をつくるために

 ようやくスタッフの入れ替えができるようになりました。2名を入れ替えます。これまで人員不足のため、なかなかクビにできなかったのですが、ようやく新しい人員にメドがついたためノーティスを出しました。辞めてもらう2人ですが、人間としての性格はぜんぜん問題ありません、ただ私の店で働くためのレベルではないということで辞めてもらうことになり、ミーティングを持ち2週間の猶予を与えての通告でした。

 思えば、これまではだいたい当日通告で「はい、明日から来なくていいですよ」とスパッと切っていましたから、恨まれることも多かったと思います。私の店のような形態では即戦力とスピード、頭の回転が要求されます。混むときは一気に混むわけですから、そのあたりで臨機応変に対応していかないと困るわけです。お陰さまでネット上ではかなりの酷評を過去3ヶ月にいただいております。「英語が通じない」とかまあ、ひどいことを書かれましたね。それでも、人手がいないときにはクビにはできないし、じっと我慢の子ではありませんが、新しい人が応募してくるのを待っていました。

 この前、ある方と話をしたところ、大企業には必ず不要な人間がいるとか。それでも日本の労働法では、本人が辞めるといわない限り、クビにはできないそうです。結局、窓際へ追いやり、閑職状態にしてやる気を失うように持っていくそうです。確かここ米国では2週間の通告でクビにできると思いますが、レストランなどでは人の入れ替わりは日常茶飯事でしょう。入る人も嫌だったら1日だけ働いて、次の日から来なくなることは常です。断りの電話もありません。
 サービス産業にとって、人材はすべてかもしれません。ハードは簡単に作れますが、人材はソフト面なので、育成するしかありません。毎回人が入ってくるたびに、メニューの説明を行い、テストを実施、そしてOJTで鍛え上げていきます。実際に1人立ちしてチップが稼げるようになるまで1ヶ月かかりますが、そこまでたどり着くのは半分程度ですね。人によって合う合わない、向き不向きがあります。私の店のような立地と郊外型では違うでしょうし、セールス的な資質が要求されるのが私の店です。
 別に注文取るだけなら誰でもできます。問題は今日売るべきものをきちんと説明ができて売ることができるかです。そして機転の利いたサービスができるかどかですね。
 まあ、すべてが巧く機能するであろう日は、2週間後です。これまでは混み合うとサービスの低下を気にしていましたが、今後は少し楽になりストレスが軽減すると思います。

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