アカデミー賞授賞式に思うこと

 毎年恒例のアカデミー賞の授賞式。終わった時間が深夜12時15分で、月曜日の仕事に影響の出る人が多いのではないかと心配しますが、この視聴率はどの程度のものなんでしょうね。
映画産業の斜陽化であると私は思っているんですが、それでも産業ですから、毎日大勢の人があらゆる仕事に従事して生活をしています。したがってA級映画もあれば、BやC級の映画も山ほどあります。
 ここ最近の大きな特徴は、連続ものやアニメの実写版、昔の映画や外国の映画のリメイクが多く、また大物俳優を使った確実に儲かる娯楽映画が多く、つまらないので私はほとんど見ていません。それでも話題のアバターだけは見に行きましたが、そのアバターはノミネートは多かったものの、賞を逃しています。興行的には大成功だった映画ですが、タイタニックのようには行かなかったということですね。結果的には「アカデミックでない」ということでしょう。CGを多用しお金を使って作られた映画ですが、要するに戦争ものですからね、最後は大きな戦いがあってハッピーエンドで終わるというお決まりのパターンですからね。
 だいたい受賞後のスピーチが長い人がいて、それが生放送ですから時間が押してきます。それに加え、今年は大きな賞の場合は、各候補者に1人ずつ紹介者がいてスピーチをするので余計に時間がかかります。 ABCとしても視聴率を稼ぐのに少し考えたというところでしょうが、見ている方からすれば「早く発表せんかい」といった感じでしたね。
 今年の視聴率の結果や反応を考慮して、来年また新しいパターンに移行するのではないかと思います。野球やアメフトと同じで、ビジネスですから、映画を見に行ってお金を落としてもらわないといけないわけです。厳しい現状には変わりがないでしょう。

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