ゴールドが急伸したわけ

 1週間前まで1150ドル台まで落ちていたゴールドの価格が持ち直してきています。昨日から米国ーアジアと高くなっており、1192ドルにまで回復し1200ドルを覗っています。

 これは中国での需要が増えるであろうという予測が出たからです。またこの中国の動きからアジアの銀行がゴールドの扱い量を増やそうとしているという流れから高くなっています。

 今年6月に1264ドルをつけていましたが、軟調になり下がっていましたが、ここにきての米ドルの下落からリスク回避の思惑もあり、ゴールドを積極的に買おうという動きがあります。

 実は中国はゴールドの生産量で世界一ですが、その消費量でもインドに次いで世界2位になっています。そして「中国が動き出したんであれば上がるだろう」という思惑筋が買いに走り拍車をかけたこともあります。

 また上海でゴールドの取引が1949年に共産党が禁止して以来、再開され自由化されたことも要因です。

 昨日の株価は下落したにもかかわらず、希少金属の投資信託は上がっていました。こうなると筋書きが見えてきて面白くなってきます。

 ただ、ドルが下落するとその資産の多くが日本円に換えるときに目減りするわけで、これは頭が痛い問題です。そのためのリスクヘッジでさらにゴールドを購入していかないと割が合わなくなるでしょう。

 円=ドル相場ですが、昨日もある日系の会社の方と語ったところですが、私の意見としては、年内に90円台を見ることがなければ、永遠に見ることはないだろうと思っています。もう三桁の数字を見ることはありえないですよね。同じで90円台がなくなるわけです。米国債を前に買った会社はその含み損はかなりのものだと思います。

 これも一説には米国政府の究極的な借金減らしであるといわれています。為替を使えば借金を半分にすることもできますからね。それが円が5年後の60円に向っているということになるようです。まあ、嘘か本当かは知りませんよ。

 関係ないかも知れませんが、小麦が高騰しています。原因は欧州の干ばつで特に旧ソ連がひどいですね。それに加え、カナダは作付けのときに大雨で作付けできなかったものが多く、収穫量が40%減少するという予測が出ています。小麦はパンの原料で、アジア人が米なくして生活できないのと同じで、パンなしでは生活できない欧米人は多いと思います。こういうのが家計を直撃するわけですね。

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