今日のニュースから 7月1日

 少し暗雲が立ち込めています。アトランタの天気もそうですが、米国の景気もそうです。グリーンスパンが今朝のCNBCに出演、「見えない大きな壁に向って進んでいる」と警告していました。
 週間の失業保険申請件数が予想外に上がったことも懸念材料となっています。まあ、株を見ると分かるでしょう。円高87円台に入り、日経平均は9000円の壁を破るような感じ、そういうダウも同じで9000ドルに近づいています。

1、住宅購入者の税優遇は4月末で終わりましたが、9月末まで延長する法案が登場、オバマは署名する見通しです。政府の補助なくして景気浮上はなし!

2、今年の第1四半期に売れた家の31%は差し押さえ物件だったことが分かりました。そして購入者は平均で27%安く買っていることも分かりました。

3、ジョージア州内での車運転中のテキストメッセージ送受信禁止が今日から始まりますが、州警察では、取締りは8月1日から行うと発表、1ヶ月の訓練期間があるということです。

4、Buckheadという名前をやたらに使うんじゃない!Buckheadという名前にはハイエンドのような意味があり、それを守らないといけない。そんな非営利団体がイエローページから割り出すと51もの企業名にBuckheadが所在地がBuckheadでないのに使われているということで抗議をしています。

5、マーケットです、今日もダウは120ポイントほど下がっています。その原因? 出てくる数字のすべてが悪いわけですね。企業活況指数は過去6ヶ月で最低、5月の既存住宅販売が記録的な30%減、5月の消費が0.2%減、そして上記した失業保険申請の大幅増。これでは買う気はなく「売れ売れ」になってしまいますね。下がっているのは株だけではありません、ゴールドは20ドル安、原油は3ドル安と総崩れの状態です。これで市況はまた悪化の方向に向うことでしょう。それはチャンスなんですけどね。お金があればここで買えばいい。他がつぶれて競争が減るわけですから、小さいパイを大きく食べるチャンスじゃないですか?

6、そんな中、住宅ローン金利が下がって、過去50年で最低の水準まで落ちています。30年固定で4.68%です。


 昨日でしたが、ご近所で家を売りに出しているインド人の家庭の奥さんと話をしました。03年に353,000ドルで買ったそうです。それを369000ドルで出していますが、1つのオファーもありません。そういうことで賃貸にしてシカゴに引越をするとか。03年に買った家でさえ、今売ると損をする時期なわけですね。これはもう嵐が過ぎるのを待つしかないでしょう。借に36万ドルで売れれば儲かっているように思えますが、7%の手数料を取られますから、実質マイナスになるわけですね。この夏は少し正念場かもしれません。まあ、何も安いときに売る必要はないわけで、待てる人は待てばいいわけです。

 ただ、今回のというか今週の株安は、中国から始まっています。世界経済を牽引するはずだった中国が少し怪しくなってきたこと(6月の購買担当者指数が悪かった)が原因のようですが、それに加えて欧州の問題が入り、米国の景気回復が入ったようです。

 実際のところは、どうなるか分かりません。ただ私なんかのビジネスでいえば、アップルと同じで、世間の景気が下がろうが、欲しいものは欲しいでG4携帯電話が売れるわけで、アップルの業績は大変良いし、続くと思います。

 すなわち、私の店も、健康志向の人が増えていることがよく分かります。それはかなり年配の白人層が増えているということです。健康=日本食のイメージが強いので、こういうお金に困らない人をしっかり捕まえておけば少々下がっても大丈夫といえます。さらには8月からランチを開けますから、これも寄与することを期待しています。ただ、何も対応・対策を打たないところはしんどいと思いますよ。

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