今日の出来事から 10月3日(木)

 昨夜はガラガラヘビに襲われましたね。瞬間的に「いける」と思っていたのですが、閑散でした。ただ、そういう売り上げで満足しない日でも、違うことで満足できれば良いと私は思っていますけどね。これが「ご都合主義」ですかね。

 シャンペンのBillの奥さんJulieは私のお気に入りで、美人ではないのだがキュートなところがあります。彼女が2-3日具合が悪いという。それで出かけるのも躊躇していたらしいのですが、何が食べるものは?ということで私は自慢の健康スープを作りました。うどんも少し入れてですね。
 
 このスープ、OXテールににんにくと生姜がベースで入っていて、あとは5-6種類の野菜、味付けは塩とチリ、胡椒と白だし醤油なんですがね、実に美味い、そして健康に良いわけです。先日も違う女性がメニューにないのに訊いてくるのです。
 そして、このうどんスープを食べているJulieが笑顔になっているんですね。「美味しい、そして体が温まる」というのです。私は翌日の朝の分もカップに入れてあげ、「クスリと一緒、夜食べて、朝も食べてください」と言って渡しましたよ。
 今朝一番のテキストはBillからで「She slept well until 4 am after special soup. Thank you.」と送ってきています。これが人の役に立つということではないですかね。

 この写真は深夜にFacebookに掲載しましたが、フロリダのメリッサが反応して「Oh, please send me some in Florida.」とコメントしています。私は「FedEx, UPS or US Postal service? Don't use government carrier, might lose and delay. See you soon. Say HI to Chris.」と応答しています。ご主人のクリスがこのスープが大好きなんでね。
 こうしてどこかでつながっていて、仮に昨夜暇でもどこかでその埋め合わせがあるように思います。

 昨夜は最後が1組の黒人のカップルでしたが、熱燗を飲んでいたので、「冷酒も美味しいよ」とテイスティングに差し出しました。軽く酒の説明をして、菊水を出し、そして同じ新潟の八海山を出して比較させるのです。同じ新潟の酒でも味が違うということを示すためにですね。そして、にごり酒も飲ませました。そのカップル、ジェイはワシントンDCからの出張で2週間に1回はアトランタに来るといい、アラナーはアトランタ在住のようでした。
 これも30分近く話し込み、冗談も交えながら交流を深めて行きましたから、戻ってくる可能性が高いですね。
 忙しいときは一網打尽です。暇なときは一本釣りですね。こうして使い分けていけば良いのでは?

 一昨日は、ペットフードの会社で働くスティーブでしたが、彼はかつて軍隊にいてMRI(戦地で食べる食事)をくれたことでブログにも登場したことがあります。もう5年以上の顧客です。
 彼はここ最近、交際が荒れているようで、これまで連れてきていた白人に見切りをつけ、前回は黒人だったのです。それが、今回は男を連れてきたので、私はいきなり「白、黒、そして今度は男かい?」と言えば「TAKA、私の弟だよ」と言いました。もちろん、彼がゲイでないのは分かってのジョークなので、彼らは爆笑していました。
 私の本が出ることを話ましたが、「サインしてくれよ」と言うので、「するよ。白か黒かはっきりさせてくれよな、と加えるけどな」と応酬するわけです。
 この際どいジョークで人を喜ばせるのは、危険かも知れませんがね、親しい顧客のアメリカ人なら平気で使えます。
 ただし、もう日本人には使えないですね。ジョークと思っても真に取られる可能性が高いので、不快感を与えかねませんからね、私はこれで随分痛い目に遭いました。
 まあ、とにかく暇なときは余興みたいなもんです、ワイン飲んで気分高めてジョークを飛ばしていく。これがTAKA式顧客獲得作戦ですかね。もちろん、合わない人もいますよ。そういう人には言わない。
 ただ、アメリカで成功していくためには、ジョークの1つも言えないでどうするんですか?話さない日本人、笑顔で応酬ですか?それでは「何を考えているのか分からない」これまでの日本人の姿でしかありませんよね。対話してこそ理解が生まれるのです。
 そして頭の良くない私でも記憶力は抜群で、頭の中に顧客管理帳があります。そして顧客に’応じてジョークのファイルを取り出して使うのです。そのネタは毎日のニュースなどから拾い読みます。

 昨日だったですかね、手紙で「仕事」のことを書きましたが、書き忘れがあります。それは「何でも良いから一番を作りなさい」というものです。
 実例でいえば、開店直後のころは暇でした。競合もあり苦戦していましたけどね。寿司の技量では負けるかも知れない。でも何かで勝てるものはないかと探していましたが、卵焼きを毎日作ることにしました。アトランタで卵焼きを自前で作っている寿司屋は何軒あると思います?おそらく、日本人経営の店では焼いていると思いますが、そうでない店は冷凍モノを買っていると推測しています。
 日本人経営の店でも毎日焼いている店は少ないはずです。それなら毎日新鮮な卵焼きを作れば一番になれますよね?そういう発想でした。売れない日もありましたよ。従業員の賄いです。原価は安いのですから気にしません。
 でも当日焼かれた卵焼きを食べて「不味い」という人はいないのです。「美味しい」と言いますね。それが大事。これが1つの一番作戦です。
 それを違うものでも「一番」を作ればいいのです。例えばカレーにおいては私の店のカレーはアトランタで「一番」だと思いますし、お好み焼きも「一番」でしょう。こうした小さな優等生をどんどん増やしていけばレベルが上がっていくのです。
 マグロもそうで、必ず腹サイドを買います。無理してでも1/4を買います。それは良いところを提供したいということもありますが、「TAKAには良いマグロがある」という評判を広めるためでもあります。マグロは寿司屋の主役ですからね、これがないと話にならない。
 業種違っても一番商法はできると思いますよ。「うちは規模が小さいから」、「人がいないから」、「時間がないから」、「資金力がないから」などなど様々な言い訳、口実はできますね。
 ただし、これをすべて肯定的に変えてください。「規模が小さい→小回りが利くじゃないか」。人がいない→あんたが睡眠時間削ってやりなさい」、「時間がないから→時間は作るもの無理無駄をなくして効率よく2つの仕事を同時にやれば時間は作れる」、「資金力がないから→金だけではビジネスはできない、頭使え」となりますね。

 私は今週は睡眠時間5時間半で頑張っていますよ。頭の中にアイデアが書きたいことが沸いてくるんでね。寝たら忘れるじゃないですか。だから書き留めます。写真を撮ってFacebookに掲載する。それをブログに落とし込む。商工会のホームページのレシピに投稿するなど、忙しいですよ。
 この努力、どこかで実ると信じていますからね。昨夜は2時まで来年の野菜の本のネタを探していました。ネット上にはすべてありますが、検索してペイストしました。これで枠を作り、今度は編集していかないといけない。1年がかりのプロジェクトです、そして成功させないといけない。やる気満々です。自分の人生がかかっていますからね。

 昨日、ある業者を出入り禁止にしました。あまりにも配達の時間がルーズなんでね。長年の付き合いでも切るときには切ります。なあなあ付き合いでビジネスの機会ロスが生まれては困ります。それだけの理由です。人の金儲けの足を引っ張る業者は要らないのです。ビジネスライクですかね、アメリカ的ですかね。

 昨日はハワイの魚もキャンセルしました。火曜日届くはずが機材故障で水曜になるという。それで2時まで待っても来ないのでキャンセルしました。先方は午後6時に配達可能と言ってきましたけどね。6時に入っても魚下ろせないですよ。となると2日分の売り上げ機会を失います。
 8日までは鮮度OKと言われても日曜日は休みで、週末しか売れないですからね、残ったら損します。だから強制的にカットしました。今後の取引があるかどうかも疑問です。

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