今日のニュースから 3月7日(月)

 リビア情勢で、原油価格の高騰が続いています。月曜日の朝ですが、金曜日の終値よりもさらに上がり106.24ドル、北海ブレンドは117.31ドルで動いています。

 この原油高が今後もたらす影響について、CNBCが「怖いのはインフレ」であると、解説しています。私が肌で感じるところでは、先週あたりから交通量が若干減っているように思います。無駄な運転を控えている表れではないかと推測しています。

 2月のデータまでは、消費者支出が増加傾向にあり、消費者のマインド指数も高くなっていましたが、おそらく3月の数字ではこれらが失速することでしょう。

 ロイターのデータでは、世界全体としては今年の経済成長が4.2%となっていますが、原油が110ドルを超えると、0.4%押し下げることになると見ています。仮に150ドルを超えれば2%下がるという推測もあります。

 この原油高とは関係がなくても食糧価格の上昇があります。それは多くの農産物は天候に左右されており、その影響を直接受けるからです。さらには食肉生産にも影響があり、食肉の価格が上昇すると見られています。

 韓国の地方銀行が相次いで閉鎖されたことは伝えたと思いますが、同様に中国でも経済バブルの崩壊が近づいているのではないかと推測されています。そうなると何が起きるのか? 中国を逃げ出す人が増え、その多くは日本に押寄せると見られています。

 法務省のデータによると、1999年の中国人の外国人登録はわずかに19万5千人でしたが、09年のデータでは約69万人に増えています。この69万人のうち3分の1が永住者であり、日本人との婚姻によるものです。日本の会社が中国に進出したことで、こうした数字が上昇するわけですね。

 以前に在日中国人が家族を呼び寄せ、失業状態を装うことにより、生活保護を受給していることは書いたと思います。これ自体は不正ではありませんが、多くの地方自治体の資金が在日中国人をこのような形で救済することに使われているということです。

 さらに中国人が日本に押寄せる可能性として、中国人の大学生のうち、3分の1は就職できないと言う問題があります。中国で求められている多くは工場での労働者ですが、親は子に金をかけ大学を卒業させ、良い仕事に就いて欲しいと願うものです。需要と供給の問題から就職できないわけです。

 今後、原油価格が上昇し、それに釣られて食糧価格がインフレを起こし、経済バブルが弾けると、中国でも暴動が起こり、民主化に向う可能性が高くなります。

 

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