週末往来 2

 エジプトの民主化暴動、すでに100人も死者が出ているんですね、遠いところなので今一ピンと来ませんが、どこの国でもこの関門を通り抜けて普通の国になりますかね。避けては通れないものです、当然犠牲もつきもの。

 去年のメトロアトランタの破産は、前年比で10%増だったようです。US破産裁判所からのデータです。個人もビジネスも共に10%増加していました。今年は少しマシになるとは思いますがね。

 昨年7月にDUIで逮捕され職を奪われたUGAの運動部長、エヴァンズ氏の判決が確定しました。初犯なので務所行きはなし、12ヶ月の保護観察、40時間のコミュニティ奉仕、750ドルの罰金となっています。昨日の朝でしたか、TVを見ていてDUI容疑者の取調べをしているビデオでしたが、もうまともに立てない状態の泥酔で、右へ左へふらふらしていました。ここまで飲むかい!といった感じですね。アルコール好きの米人は多いのですが、日本人サラリーマンは会社によってですが、かなり厳しいこともあり、飲酒をすると代行運転を依頼する会社が必ずあります。これは良いことです。最大200ドル払って安心が買えるのであれば、安上がりですね。接待など、飲まないといけないときは、代行運転を頼むことをお勧めします。

 日本がサッカーのアジア大会で優勝しました。今の日本のとってはそれが一番嬉しいことのようです。日本の国債の格付けが下がったことはお構いなし。不況も少子化も関係ない。ただ、日本が勝ったということは嬉しいこと。たまに空中分解しようとしている家族や国民が1つになれたということは、ただ単純に嬉しいことなのでしょう。それって虚しくないかい!それじゃ、ローマ帝国末期とあまり変わりないじゃないか? 国民にパンとぶどう酒とサーカスを与える。???

 中国のバブルが弾けるときに、本当の恐慌が始まる。リーマンは序曲にもならない程度のものだった。そんな話がチラホラ出ています。社会主義を走っていた国がいつの間にか、富を追い求めるようになった。そして一度掴んだ富を子孫に継承することを考え始めてきた。需要があるから物の値段が上がる。そしてそれを買えるだけの資金力がある。強欲な中国人が買い漁りを始める。それはまさに80年代後半の日本人に近いものがある。米国の大都市の不動産を買う。米国出産ツアーが人気。億ションが売れる。それは数年後に弾ける運命を辿る??

 実際のところはどうなんでしょうね? 私は2つの弾けがあると思います。1つは上記した経済的ばバブルの崩壊、もう1つはエジプトが今後そうなるであろう政治体制の崩壊→民主化だと思うのですがね。そうなったときには世の中は相当混乱しているんじゃないでしょうか?

 太子党という言葉、分かりますか? 中国共産党の高級幹部の子弟を指し、特権階級の地位にいる人達のことです。約3千人いますが、彼らの平均資産は30億円ですよ。ふざけるんじゃない、て感じでしょう。何が社会主義ですか、共産主義ですか? 大嘘八百ですよね。政治などで権力を握り、富を独り占めしているに過ぎない。それで文句言う奴は牢屋行きですからね、それで世界第2位の経済大国とは言えんでしょう。さらには北朝鮮や北ベトナムから人を拉致してきて中国国内で売春組織に売買しているというじゃないですか。やってることが無茶苦茶であります。これはやがて、清算されるときが来るわけです。

 1430ドルまで上がったゴールドが、1300ドルまで下落、3ヶ月ぶりの安値かと思いきや、エジプト危機で1330ドルまで持ち直しましたが、今年はどうなるのか?フィナンシャルタイムズの記事を要約しましょう。記事が出た時点ではエジプト危機が起こっていませんでしたが、ポイントは2つあり、米国の景気回復と欧州の危機の問題です。それでもアナリストは今年か来年がピークになり1500ドルを付けるだろうという見方です。約10年間続いたゴールドの高騰は、その歴史を見ると必ず下がる局面がありますが、これだけ世の中に不安分子が多いと、過去の歴史はあまり通用しないであろうというのが私の見方です。下がるとしましょう、1300ドルから1000ドルまで下がる。それで最高値から30%下落です。ただ、中国のバブルが崩壊して恐慌にでもなれば、ここで再び急上昇することでしょう。
 結論からいえば、安全資産として保有し続けることが大事ということですね。紙切れにはなりません。トイレに行っても使えませんからね。輝きつづけるのがゴールドだというのが私の見方です。

 先週は一般教書演説がありましたが、ここから少し分析をしておきましょう。実はこの演説は実に暗かったですね、それは前週に起きたAZ州の議員襲撃事件があったからですね。まるで追悼集会のようだった。現在の米国の抱える問題の1つは失業率です。9.4%は10%よりも低いが、フルタイムをしたいが仕事がないのでパートに就いている人も加算すると20%近くになるそうです。そしてGDPの10%近くになる財政赤字ですね。財政赤字を減らすには税収を増やさないといけない。税収を増やすには、仕事に就いてもらい税金を納めてもらわないといけない。すべてがつながっているわけですね。ところが出るところはどんどん今後も出て行きます。ベビーブーマーが今年から大量に退職し、彼らのメディケアがどんどん増えることでしょう。薬好きの米人には参りますよね。あれで安心を買っているとしか思えません。

 オバマは教育を重視すると言っている。米人の数学能力は低く、OECD加盟国34のうち25位ですからね。そして高速鉄道を敷きたい、ITインフラを充実させたいと言っている。これみな、すべてお金が絡みますからね。教育だってそうです、地方自治体は財政難で、教師の数や学校の数も減らしている。上の方で言っていることと下の方がやっていることは違う方向ですね。こりゃ、大変だ。そう考えると、あまり変わらないというのが私の見方です。

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