引き際と死

「引き際と死」
嫌なタイトルですね、でも書きますよ。

 昨日来たアメリカ人の親友、その友人のお父さんが日曜日に死去して昨日が葬式だったそうです。皆さんも知っているKauffman Tireの創業者です。私は息子のマークとはこの親友を通じての知り合いでしかありませんが、彼らは同じ大学に行った仲で、親友です。75歳だったそうですが、死因がガンです。75歳は若いですが、病いには勝てなかったということ。私は「だから体に良いものを食べ運動しないといけないよなあ」と言ったものです。

 火曜日に死んだチャーリー・トロッターは54歳でした。25年間営業した素晴らしいレストランを閉め、「違うことをやりたい」と大学に戻り、勉強していたそうです。こういう人生も面白いと思っていたのですが、急死ではそれでお終いです。

 いつもランチやディナーで来るバーガーさんは元バンカーで、60歳前だと推測していますが、すでに引退しています。フロリダに別荘があり、たまに行っているようですが、アトランタにいるときには毎週2回がTAKAのペースです。完全リタイアで、旅行などして余生をエンジョイしているようです。

 元弁護士のリチャード夫妻もかなり前に引退。彼らは引退後、小型飛行機の操縦免許を取り、また違った趣味で人生をエンジョイしています。娘3人て末はまだ学生ですが、それでも裕福な人は余裕の生活を送っています。

 ユダヤ人の金持ちのジムとナンシー、すでに70歳に近いと思いますが、共に働いています。お金ではないと言っています。ジムは弁護士、ナンシーはインテリアのデザイナーですが、軽く働き、頭がぼけないようにしているのでしょう。

 このように5人のアメリカ人について書きましたが、仕事の引き際って難しいと思います。引退するには最低いくら必要か? 家のローンとかがすべて終わっていれば$2Mあれば問題ないか? 5%で回して年間収入10万ドルで、まあ普通の生活ができますか?
 質素にいけば、アジアに住んで$1MでもOK? クアラの妹の話では物価がかなり高いらしい。アトランタの方が安いんだそうです。

 私は引退できそうにないですね。お客さん商売好きですよ。昨日のランチなんか燃えていました。妹にも言ったのです。「こうして人数が少ないときにどうやり繰りするか、そこが快感なんだ」とね。
 チャレンジ精神が常にあります。どう天下を取るかです、自分の天下です。今年と来年に出る本、ハワイで立ち上げたいビジネス、などなどまだまだ野望があります。

 この前、あるビジネスオーナーと話をする機会があり、私がいろいろしたいと伝えると、「あなた、まだ若いのね。したいことがあるということは」と言われました。
 たぶん、その方はすでに引退が視野に入っている。しかしながら自分でビジネスしていると、引退できない、させてくれないです。だから自分で引き際を見極めないといけない。

 サラリーマンは60歳で定年ですか、自動的ですか? 役員になれば残れる? 給与下がれば残れる? いろいろな選択肢がありますが、体ボロボロになってまで働きたいとは思わないでしょう?
 過労死という言葉も日本を象徴するような言葉になっています。私は自営ですから過労死にはならない。半分まだ快感と思っていますから。
 昨夜もそう、ラーメンが売れて、キッチンが間に合わないから手伝いに入ります。全く別々に来たチケット、4つのトンコツと2つの塩、「あーなるほど、まとめて作れば早いじゃん」と思いましたからね。忙しさをエンジョイしています。

 ただ、それでも無理は禁物です。そして体鍛えるために、土曜日のテニスも始めた。日曜日のゴルフだけでは体力維持できないことを分かってきたために。
 いつもからだを万全な状態で保ち、風邪さえも引くことを許されないゆえ、健康維持を計る。それが結果として長持ちするからだを作るのでは?とも思います。
 引き際なんて、誰にも分かりません、ポックリ逝ったらそれでお終いです。しかし、自分の幕引きは自分で決めたいですよね。


 

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