レストラン案内 Antica Posta これが本物

 先週のDavio'Sに続き、今週もイタリアンです。当初はTwo Urban Licksに行く予定でしたが、白トリュフが気になり、急遽Antica Postaに変更しました。

 今回はすべてスペシャルからの選択でした。
スターターはフォアグラです($16)。美味い!何も言う事ない絶妙の味。そして写真はありませんでしたがオーナーの名を冠したサラダがありました($11)、これが絶妙でフレンチビーンやケイパーが入っていて、このアイディアは拝借したいと思いました。


 アントレはパスタですが、黒トリュフの入ったもの($34)、なかなかでした。

そしてこれが白トリュフの入ったリゾット($49)です。もう最高に美味い!

 お勘定はペリグリーノが2本で$10、 ワインはサリバトーレ・フェラガモの孫が経営しているワイナリーのスーパートスカンが2杯で$30、デザートのパンナコッタはオーナーの計らいで無料でしたが、$162、チップを38ドル置いて$200にしました。この$200は価値があります。

 白トリュフの値段、分かりますか?Antica Postaではイタリアから入れているので1パウンド$2500ですが、ネットで調べると市場価格は$6000-$10,000です。「世界で最も高い食材」だと思います。
 黒トリュフはそうでもなく1パウンドあたり$1000以下で調達できるそうです、また黒トリュフはあまりシーズンに関係なく入手できるようですが、白トリュフは期間限定でAlba近郊でしか獲れないようです。よく犬を使って検索している映像を見たことがあると思います。
 これが白トリュフです。キッチンに案内してもらい写してきました。イタリアで収穫後4日でアメリカに来ます。フレッシュですから賞味期限は2週間しかありません。アメリカに入ってから10日で売り切らないといけないものです。シーズンは1月までだそうです。12月に皆さん、いかがですか?たぶん、日本で食べるよりも安いと思うのですが。
 
 ということで先週のDavio’sとは月とスッポンぐらいの違いがありました。あれをイタリアンレストランと呼んではいけない。オーナーのマルコがたまたま金曜日に店に来て、話をしましたが、「どうしてあんな店に行ったんだ、不味いじゃないか」と言われてしまいました。
 簡単ですね、イタリア人のいないイタリアン、それは「日本人のいない日本食レストラン」と同じ理屈ではないでしょうか?
 結局、モールの中にあるような店で店構えが良いように見えますが、中身のない店ということです。
 店を雰囲気だけで選んではいけないという良い例だと思います。常に本物志向を目指しましょう。そして日本食の食材にシーズンがあるようにイタリアンにもシーズンがあり、季節のものを食べることがいかに大事で’あるかということです。
 さらにはウニが美味い、大トロが美味いと言われても、「おいくらですか?」となれば、そんなにしないわけです。白トリュフに比べると安いわけです。「世界で一番高い食材」を食べたという満足感は記憶として残ると思います。



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