ハワイ島は超金持ちのお忍び場所

 夕方からトミーさんとその仲間とワインバーで飲み会。なかなか面白い話を聴きました。ハワイ島で何かビジネスができるかどうかを模索しているわけですがね。

 まず、ハワイ島に別荘を持っている人のリスト、私の予想通りアメリカを代表するVIPの名前が挙がっています。
 ビル・ゲイツ、マイクロソフトの創業者で世界第2位の金持ちですね。マイケル・デル、今は落ち目ですが、DELLの創業者。ハリソン・フォードなどハリウッドの俳優たちもかなり所有しているようです。そのハワイでの資産は10ミリオンではなく、数十ミリオンのようです。10ミリオンの物件はざらにあります。
 日本人でも某パチンコメーカーの社長も推定$16Mの家を所有しているとか、また有名歌舞伎俳優やキムタクなどもお忍びでハワイ島に来るようです。彼らが物件を所有しているかどうかは不明ですけどね。

ちなみにそうした超高額物件も2006年を境に急落しました。$50Mが$15とかに下がったようですが、売った人もいるし、そうでない人もいるでしょう。

 有名人でも正月にハワイに来る人は多いですね。よく朝のワイドショーでインタビューを受けるような下っ端芸能人はオアフに’行くわけです。そこでゴルフするとかでしょうが、ランクの上の芸能人はそういうにぎやかでマスコミに騒がれるところを避けてハワイ島に来るのです。

 冬場になると、コナ空港はそうしたセレブのプライベートジェットで満杯になり、置き場所がないため、満杯後は横のマウイの空港を利用するようです。それだけの大物たちが、広大な敷地に住むわけですね。
 ただし、そういう人はお抱えのシェフがいるでしょうから、店に食べに行くようなことはしませんね。ということは、$10M以下のそこそこ金持ちや$1M程度の普通の金持ち、いわゆる小金持ちをターゲットにしたビジネスは成り立つということですね。

 そして彼の別荘のある近くに店を構えてそこそこビジネスをしている人もいるようです。なんとなく話を聞いてみると、日本食といわれるレストランの数は10もなし。韓国料理屋はたぶんなし、ハングルを見ませんからね。

 そして美味しい日本食を出している店は1つか2つしかないようです。Buckheadで鍛えた私の腕が通用する可能性はありそうですかね。

 そういうそこそこ金持ちの場合は、店に行くというよりも店を貸しきるそうです。1日だけ、その人のために店を開けるわけですね。5千ドルぐらいじゃないですか、請求してね。

 一般のハワイ島住民は意外にも質素、というか貧しい部類です。ここにいる日本人はツアーガイドや不動産販売でそこそこ潤っていると思いますが、ローカルのハワイアンの中にはフードスタンプを支給されている人がいるそうですし、実際に低所得者向けのアパートも見ました。 
 
 この島には産業がないということです。観光がメインの産業ですからね。日本人でもオアフを避けてハワイ島に来る人はハワイのリピーター組でしょう。
 やはり最初にハワイに行く人は、オアフのワイキキに滞在し、お決まりの観光コースを満喫して多少のブランド物を買って日本に帰るのでしょう。

 ワイキキなどの観光地に美味しい店がないのはそういう理由です。毎日ひっきりなしにお客さんが来るわけで、味を追求する必要はないということです。一度食べて不味くとも、次に来ないわけですからね。そこそこの味でOKなのでしょう。
 アトランタでは観光客がいないので、ローカルの人相手のビジネスしかできません。当然、味を追求されますからね。真剣勝負になります。この違いは大きいですね。

 セミリタイアで、ワイキキに店を出すか、ハワイ島にするか判断はなかなか難しいですね。

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