週末往来!

 売り上げが回復してきていて今週の私は機嫌が良い、売り上げが人生のすべてみたいな生活ですからね。仕方のないことかも知れません。店に何かあったら、将来計画もみな飛んでしまいます。ワイキキにもう一軒のコンドを買うためには、ここで一稼ぎしないといけないのです。負けるわけにはいかない、何が何でも売り上げを取ります。

 私がこの前書いたようなことをYKKの吉田会長が、日経ビジネスで語っています。それは「失敗から得る教訓」です。失敗から得るもの山ほどあり、失敗があるから成功がある。
 その日経ビジネスの「旗手たちのアリア」に今回登場したのはシークスという会社の会長兼CEOの村井さんですが83歳です。会社設立が63歳の時だそうで、こういうのを読むと、私は簡単に引退するわけにはいかないだろうなあと思うのです。
 55歳で引退してハワイで余生を過ごす? もうそんな夢は消え去っています。今後は実業家になるための準備をしています。「米国生活最後の賭け」が待っているといっても過言ではありません。
 日経ビジネスの今回のタイトルは「役員報酬の怪」ですが、日本の会社で一番高い給与を取っているのは日産のゴーンさんです。日本人ではファナックの社長の約6億円が最高です。
 そろそろ、「給与も国際化」しないとだめなんじゃないですかね。例えばトヨタは世界的企業ですが、章男さんの給与は2億円以下です。これじゃあ、話にならないですね。50億円取るとしましょう。どうなるでしょうね。世間から轟々言われるだけでしょう。
 でも、それをシャットアウトして取らないといけない。そうすれば富裕層の買い物需要が広がるのです。自家用飛行機を買う人も出てくるでしょう。こうして高額な買い物需要が出てくることにより、新しい市場が形成されるんだと思いますけどね。
 私としては$0.5Mぐらいの年収があれば十分ですけどね。米国では年収が20万ドルを超えると富裕層になるみたいですが、その入り口は簡単でもそこから上が天井知らずです。何十ミリオン稼ぐ会社CEOは山ほどいますからね。

 米国景気が良くないという記事もありました。Walmartの既存店売り上げが0.3%減。生活必需品で低価格志向が高まっていて、家電やおもちゃが売れない。消費者の可処分所得が落ちているとWalmartは分析しています。ガソリン価格の上昇、減税の打ち切りなどが家計を直撃しているのですが、富裕層に限れば景気は回復しているというのが私の見方です。
 実際に私の店の売り上げは悪くない。今年の店は今年の1-7月までですべて前年を上回っています。あと3ヶ月ですが、これを前年と同じ数字で終えても、前年比7%増で終わる試算ですからね。
 ただこのまえ業者と話をしましたが、「寿司屋もいよいよ潰れる時代になったんですね」ということです。この意味分かりますか?
 これまでは米国における寿司業界のパイがどんどん広がってきたため、普通にやっていれば儲かり潰れることはなかったのです。
 ところがほぼ全米に寿司が行き渡り、パイがこれ以上広がらないことが分かってきました、そうなるとパイ取り合戦になりますね。「仁義なき戦い」になるのです。強い店だけが生き残ります。
 幸いにも私の店は「勝ち組」に入っていますから、問題ないが、そうでないところは大変です。といって、勝ち組だから安心かといえば、そうでもない。常にお客さんのニーズを求め、新しい提案をしながらテイスト、サービス、デコーの向上に努めないと「明日は我が身」であることに変わりはありません。だから緊張感が抜けないのですね。

 商工会ゴルフコンペ、13日にありますが、カレーだけになりそうです。ただし、11月は最終戦なので盛大にやろうということでTAKAレストランを打ち上げ会場にすることを提案しました。
 どうもHeritage、マネージャーが変わってから我々に対する態度が良くないようです。もしかしたら来年から場所を他に移すことになるでしょう。私はTrophy Clubでも良いと提案したんですけどね。ちょうどアトランタの真ん中にあります。そして融通をしてくれるのであれば最適な場所かと思いましてね。あとは幹部が決めることです。私は元幹部として提案をしたまでです。

 米国では10月から(1日は火曜日)新年度が始まりますが、与野党の対立から、まだ来年度予算案を可決できていません。このまま10月に入ると予算が執行できないため政府機関が一時閉鎖されてしまいます。こんなことはよくありますね。今年の1月にもありました。そして18日がXデー、債務上限を引き上げないと政府が借金を払えなくなり、米国は破綻するわけです。おかしな話ですね。世界一の国は世界一の借金大国でもある。それでも人は世界中から富を求めてアメリカにやってくるのです。そしてこの国には「ドリーム」がある。このギャップをどう説明するんでしょうかね。

 カニハウス?J Festで出店していた韓国系の日本食レストランがあります。この店のデータがありますので紹介しましょう。Woodstockにある店は週末売り上げが1万ドルを余裕で超えるそうです。そしてMall OF GAの店は2万ドルを超えるそうです。半分は鉄板焼き、あとは寿司だと思いますが、非日本人で成功している例です。これぐらいの規模になるとオーナーさんの年収も$1Mを超えるんでしょうね。
 私は何が言いたいか? 日本人負けていませんか? 簡単な日本食レストランをやって高給取りになるなら面白じゃないですか?どうしてそういう美味しいものを韓国人や中国人に持っていかれるんでしょうかね。ハングリー精神が日本人から消えてしまったからですかね。
 


父から娘への4通目の手紙 
NYに行っているようですが、明日時間があれば店に立ち寄るそうです。
「中身を磨け」
 アメリカ人の大変美しい老婦人がいましてね、私の顧客なんですが、彼女がかつて言ったことです。「Don't Judge The book By the Cover.」、本を表紙で判断してはいけない。
 これがそのまま、人間にもあてはまります。外見を装うことで人の見る目が違ってきますね。美しい衣装が高価な衣装を身にまとったひとは良く見える。さらにブランド物の腕時計や宝石類を添えるとさらに引き立ちますね。そこで人間を判断してはいけないということです。
 高価な衣装、宝石類はすべてお金で買えるものです。努力しなくても手に入るものですね、お金さえあればですよ。
 では、中身はどうなんですか?ということです。心の美しさ、人に対する思いやり、奉仕の精神、人との協調性など、これは日々の努力の賜物であって、お金で買うことはできません。日頃の行いの積み重ねがにじみ出てくるものではないですかね。
 大抵の場合、中身のない人ほど、外を良く見せます。仕方ないですよね、中何もなし、外ボロボロでは誰も相手にしないですからね。だから外見だけは繕うのでしょう。
 ただ、これも結局は3通目で書いたのと同じようなものです。メッキですね。メッキは必ず剥がれますからね。
 例えば超お金持ちの代表格、テッド・ターナーは普段はジーンズに白いTシャツだそうです。別に中身があれば外見は何でも良いという例えみたいなもんですね。

 まあ、装う方もそうなら、見る方もそうで、やはり美しいものに惹かれるものです。だからついつい外見の良い方に寄っていくわけですが、最終的にはメッキが剥がれ落胆するんですね。要するに中を見抜けなかったということになります。 
 娘よ、あなたはまだ20代前半で若い。大きな可能性を秘めています。中を磨くことも大事、そして外見を装うことも大事でしょう。
 そして美しく年を取るよう心がけましょう。私の回りの裕福な人は皆、綺麗に年を取っていますね。私もそうありたいと思うし、そのために努力を怠りません。

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