週末往来

 株価が下げ止まりません。今日も下げていますから3日連続の下落で、400ポイント下がった計算になります。オバマが銀行の規制発言をしたためですが、自由主義のアメリカがそんなことして良いのか?と率直に思うのです。銀行のボーナス規制もおかしな話ですがね、庶民感情としては分からないことはない。潰れかけていたところへ政府のお金を突っ込んで建て直し、株価が上がり儲かった、それを従業員に分配するのはけしからん! ただ、あんまり政府が介入すると自由主義を掲げながら共産主義みたいになるのでは?と反発があるようです。
 健康保険も同じで、「どうして俺たちお金持ちのお金で貧乏人を救うんだ」という反発があります。元々あったものであれば何も起こらないのでしょうが、すでに格差が生まれていてそこでこういうものを導入するから余計に反発が起きますね。

 マーケットはまあ、こんな感じで、石油も75ドル台、ゴールドも1100ドルを割ってしまいました。ドルも90円台に落ち、確か東京でも昨日久しぶりに89円をつけたとか。今朝のSunTrust銀行の第4四半期の決算は予想通りの大赤字でした。やはり商業不動産や個人カードの焦げ付きでしょう。しばらく赤字が続くでしょう。地銀大手が赤字なんですから、そこいらの中小銀行も当然赤字で、今年も銀行の倒産は続きますね。

 昨夜、ある人から電話がかかってきて、ここで複数のレストランを持っている人が売り手を探しているというので興味ないかと聴かれましたが、全くの興味なし。皆大きな店ですが、そこそこ流行っていたと思いましたが、ジョージアに見切りをつけ他州に行くようです。ダメなら移ればいい、アメリカは国土が広いので、お金のあるところに移っていくのがいい、これが米国方式です。

 そんなことを思いつつ、かつてマーケティング業界で有名だったセルジオさんの言葉を思い出しますね。「魚が泳いでいるところで釣をしなさい」これはビジネスの基本です。私はこれを少し改良して「魚が泳いでいるところで、その魚に合ったえさをつけないと魚は釣れない」と言いたい。今はそういう時代です。魚はまだ泳いでいますが、食いつきが悪い。それは魚がいつものえさに飽きているからでしょう。たまには「えーこんな美味しいえさ」ってのを落としてやらないと利口になった魚は食べてくれません。

 先週あたりから、自分を忙しくするようにしています。それは料理の盛り付けなどを少し手を加えるということになります。思えば、それまでは次々来る仕事をこなしていたわけで、そうなると「面倒臭いこと」を敬遠してきました。それは結果的にお客さんに「見て楽しむ料理」という感動を与えていなかったのではないかと反省したわけですね。そして見た目楽しい綺麗な飾りつけを心がけ実行しているので、その仕込み、そして盛り付け時間もかかりますが、お客さんの反応が伝わってきますから、やはりそうすべきなのでしょう。お陰さまで、今週のビジネスは好調になっています。すぐに効果が出るわけではありませんが、都合よく考える私は神に感謝するのであります。

 昨日は真のドリーム・ガール、ナタリーが久しぶりに店に5人で来てくれ食事をしてくれました。私にとってはエンジェルのような存在のナタリー、ビタミン剤のナタリーなんで、たまに来てくれるだけで十分です。店をやっているといろんなことが起こり、売り上げ良くてもストレス、売り上げ下がればさらにストレスというのが現状ですが、こうした美しい女性が来る店を持つ幸福感に束の間満たされるから、継続できるのでしょう。皆さん、よい週末を!

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