現金送れというが、、、

 昨日のことでした。米国お決まりのパターン。何かあると現職そして前、元大統領がそろい踏みして国民に訴える。今回はハイチのエイドですが、それ自体は悪いことではないがブッシュが「皆さんの中には毛布や食糧を送りたい人もいるでしょうが、現金を送ってください」と言いました。
 私はこれにむかつき。昨日話した米人も同じような意見でしたね。送った現金は本当に有効に使われるのか? それは怪しいとしか言いようがありません。だいたいこういうので集めた寄付が完全に確実に被災者に届いたというのを見届けることができません。
 それはすでにカトリーナの例でも分かるでしょう。このときは、税金が確か無駄に使われたと思うのですが、被災者のための仮設住宅を山ほど買い捲り、それを放置して実績があります。
 仮に集まったお金で毛布を買うなどするとしましょう。それはどこに発注するんですか? おそらく政府高官の知り合いの会社に決まっています。そうすると何億ドルの売り上げが一夜にして出来上がるわけですね、坊主ボロ儲けとはこんなことを言うのでしょう。
 それよりも各家庭には要らないものが山ほどあるでしょう。衣類や毛布など、過剰消費大国の米国ですから、私でさえ、毎年洋服を捨てているんですから、普通の米人ならさらに有り余っているはずです。そういうのをGoodwill, Salvation Armyに持っていき、そこを通じて送ってもらったほうが確実性があるということです。
 こうしたボランティアに実績にある団体でないと信用できません。にわかに作られたエイド団体のどこを信じるのか? 
 また、お金を送るのであれば、赤十字社もありますし、国境なき医師団もあります。何も白々しく、Clintonbushとか名前のついたにわか団体にお金を送る必要はないのです。
 今週は俳優やミュージシャンも同様のチャリティを開催しますが、そこは皆さんの気持ちの問題ですね。私個人的にはこうした寄付は行いません。環境保護団体Seacologyの寄付はもう始めて2年が経過すると思いますが、今後も継続していきます。
 ただ、神戸震災のときにはかなりの額を寄付したことを記憶しています。どういうわけか、そのときは目黒のコンビニで「インドネシアにマングローブを植える基金」を主謀していまして、来店する方から小額ながら寄付をいただいていました。その総額が20万円ぐらいあったのですが、あの震災はさすがにショックで、全額をマングローブには使わず、寄付してしまいました。思えばそれはもう15年前の出来事になります。要するに気持ちの問題、そして自分のボランティア方針の問題です。

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