2011年マスターズ観戦記 その4


ローヤルストレートフラッシュです? その理由は簡単ですね、月曜日から日曜日までのチケットが通し番号で1枚ずつ揃っています。


これは私がもらってものでも買ったものでもありません。グレーム・マクドウェルとローリー・マックロイの友人で日曜日に一緒にゴルフをしたゲーリーという奇妙な親父がローリーの父親からもらったものです。


彼自身は行くまではチケットを持っていなかったのです。Washington Ave.でダフ屋から1枚40ドルで月曜日のチケットを3時ごろ買い、初のマスターズを見に行ったのですが、練習場でローリーの父親を見つけ、もらったそうです。コネとはそういうものです。


ゲーリーは、アイルランドでゴルフの旗やヘッドカバーなどを作っている会社に勤めていますが、3週間は米国滞在です。かなりの年配なのでこうしたプレイヤーとのコネがあり、アインとも面識がありました。イアンが今年のマスターズ用に500個限定で作った特製のパターカバーは75ドルで、発売して24時間以内に完売したそうです。USオープンでは1千個の特製パターカバーを作るそうです。


こうして、狭いゴルフ業界は、どこかで何かがつながっているように思いますね。昨日はそのゲーリーの宿泊先がSC州のAikenだというので、8時半にイアンの家を出て30分ほど東に走ってからアトランタに戻ってきました。


これ皆、私が運転したわけですが、見知らぬ旅人をそこまでもてなすのもまた礼儀でしょうかね。ゲーリーは大変、感謝しており、何か特別なものを私に用意すると言っていました。アイルランドにゴルフに行くときはこれでコネができるわけです。


クーチャーでさえ、「Golf Club Of Georgiaでプレイするときは言ってくれ、電話するから」と言ってくれました。こうして業界内でいろいろ融通が効くわけですね。コネのある人には貢物をして、見返りを期待しない。彼らの紳士的な行動を受け入れるってことでしょうか。


それにしてもクーチャーが言っていましたが、タイガーは相当マクドナルドをサポートしているみたいです。上顧客ですね。もっとマシなもん食わんかい!という感じです。そういう裏話も聞けるのがまた楽しい。


ちなみに、ダフ屋で火曜日のチケットを前日に購入すると400ドルです。水曜日はさらに高い。そして日曜日よりも土曜日の方が高いわけです。日曜日は土曜日の成績いかんによって相場が崩れるそうです。やはりスター選手であるタイガーやミケルソンが残れば盛り上げるので、価格が上がりますが、欧州勢が残っていくと、相場が下がるそうです。それでも日曜日は千ドル以上します。

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