PGAツアー チャンピオンシップを観戦して

 まあ、少し温度が下がったとはいえ、炎天下の中で18ホールをプレイする選手は大変です。4日間歩くわけですからね。
 今日、土曜日は元々時間がないので9ホールを歩く覚悟はしていました。比較的選手に近づけるのが、1番ホールとパット練習場の間で、ティータイムの30分前には彼らはここでパターをやって、しばらく涼んでから1番ホールに向かいます。
 クーチャーは、パット練習場の手前で声をかけ、ポールターは1番ホールに向かう前に声をこけました。
 元々、ポールターにはあまり期待をしていなかったので、土曜日をポールターに付き合い、日曜日はクーチャーと考えておりましたが、その通りになりました。

 フェアウェイが実際に見るとやはり狭い。従って多くの選手が右へ左へ曲げてしまいます。そしてバンカーや森の中に入ってしまうのです。
 さすがにメジャーだけあって、パーを取らせないようにコースを造っています。パー70はその一例で、パー5を2つ削ってパー4を2つ増やしている、500ヤードを平気で超えるパー4があり、「乗せれるもんなら乗せてみろ」と挑発しているわけですね。
 狭いフェアウェイも同じでしょう。まっすぐ打たないと外してしまいますね。ピンの位置もそうで、今日の3日目は、すでに極限に近いような場所に旗が立っています。
 それはバンカーのすぐ横、一番奥、手前であってもショートすると転がり落ちそうな場所、2段グリーンの傾斜の途中などですね。
 これが明日の最終日はさらに難しくなるわけです。明日はさらに芝を短く刈り、そこにローラーを何回もかけ、つるつるのグリーンに仕上げていきます。
 「プロでもあんな短いパットを外すんだ」の連続でしょう。そしてやはり技術よりもその日の運が良い人が勝利を手にすると思われます。
 初日のストリッカーが首位にはいません。今日終えてー7が2人ですが、どちらも若手で最終日の最終組の重圧にどれだけ耐えられるかも勝敗を決める要因になります。
 下から追い上げてきますからね。Eのミケルソンとクーチャーまで29人います。ここkarademo
這い上がる可能性は高く、スコアも65から72までの間でうろうろすると考えると、その29人にチャンスがあります。
 
 明日はポールターが11時20分ですから、それに間に合えば良いですね。クーチャーは、12時40分です。最終組は2時40分スタートです。明日1日、応援して勝ってもらいたいですね。勝てば祝賀会で店を臨時に開けてもいい。それで好物のフィレでも食べてもらいましょう。

 それにしてもPGAはタイガーの失脚?以来、常勝選手がいなくなり、戦国時代の様相を呈しています。タイガーにはもう後光がない、ミケルソンは今一迫力に欠けるというかすでに熟年に入っている。若手の台頭も叫ばれ、やはりマッキロイやファウアーのプレイを見ようと、若者が追いかけている。これもPGAの人気取り作戦なのか、いずれにせよ、ツアーに人が来てお金を落としてくれないとダメ、テレビの視聴率が上がらないとダメ。
 PGAはアメリカのツアーなので、欧州選手がランキングで上位を占めるようではダメなわけですね。現時点での1位はルーク・ドナルド、そして2位がリー・ウエストウッドですからね。それもあまりPGAで勝利していないのが世界ランキング1位と2位だから余計に面白みに欠けるわけです。地味にコツコツ上位5位以内をキープしてたまにかつ程度ではスター性がないわけです。
 昔の巨人の長嶋が人気があったのは、やはりスター性ではないですかね。そう考えるとタイガーにはそれがあった。ドライバーを曲げて林に入れる。そこから脱出して2オンするような見ていて面白みのあるプレイですね。
 それはちょうど、長嶋が何でもないサードゴロをわざわざ前まで走って捕りに行き、素手でつかみ、ピッチャーマウンドまで走ってスローするというようなものだったのかも知れません。
 野村が昔、講演会で長嶋のことを「単純なゴロをいかにも難しく捕って投げるのが名人」と言ったことがありますが、スター性とはそういうものなのかも知れませんね。


 

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