円高75円で思うこと

 とうとう、というか前から囁かれてきたことです。75円台の円高、これがますます米国からアジアに私の目を向けてしまうわけですね。
 メディアでは、「輸出企業どうなる」とういような円高不況しか出てこないのですが、輸入品がさらに安くなり、国民の生活が豊かになることを考えましょう。しかしながら、中間マージンが多すぎて安くならないのが日本の摩訶不思議なところなんですね。
 私が93年に駒場でコンビニをやっていたときに、日本コカコーラから買う日本製のコークは110円で売っていましたが、米国産の輸入コークは確か78円でした。当時のレートが100円と考えると、今仮に米国産のコークを日本で買えば50-60円になっていないとおかしいですね。こうした価格破壊がもっと起こらないといけない。
 給与が上がらない分、物価が下がれば、国民の暮らしは豊かになるはずです。それができないからCostcoのような場所へ安いから人が押し寄せるのです。

 それから、そろそろ日本企業は米国に見切りをつけないといけない。確かに世界一の国で巨大な消費国ではあるが、それは常に安いものを求め続けて、使い捨てする無駄な消費文化の象徴であることを忘れてはならない。
 世界の環境問題がうんぬん討議される中、一番環境を汚しているのは中国か米国でしょう。まあ、共産主義のうそつき中国は無視して、資本主義の雄である米国が一番の悪党であることに変わりはないわけです。
 そういう私も非難されても仕方ない。車を2台も持ち、1台は5.8Lのトラックなので排気量がすごい。米国中の車から排出される二酸化炭素の量は半端ではなく、またゴミもたまたま国土が広いので捨て場所があるだけで、環境を汚染していることは間違いない。
 ましては環境問題に対する対応の遅れた南部では、何でもかんでも一緒に捨てるということを今でも行っているし、「はい分別してください」とは言えない。

 従って、将来的なことを考えると、やはりアジアにシフトしていくのが一番良い。かつて帝国日本の領土であった場所に資本投下をどんどん行い、潤わせ、その汁を吸っていく。これが将来あるべき日本の姿であろう。
 「かつて栄えた国」を相手にするのではなく、「今後も栄えていく国」を相手にする。日本人の義理人情はここで無視する。それよりも米人的な浮気思考で、好きな相手にどんどん移り変えていくやり方が今後は良い。 また二股も多いに結構。
 円高=円が強い、高いということは良いことだと認識せんと話にならない。

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