ワインの卸業者ともネゴをする!

 戦いはAT&Tだけではありません。ビジネスマンとして、お客さんに最大限のサービスをするためには、卸業者にもたまには泣いてもらいます。それがビジネスというもの。

 今回は赤ワインのピノ・ノアールです。かつては10ドル以下でオレゴンのピノはありましたが、今では価格が上がってしまい、そこそこの味を追求すると14ドル近くします。
 今はニュージーランドのものを買い、それでグラス売り9.50ドルにしています。その前はカリフォルニア、その前はチリでしたかね。
 ただ、お客さんに一番喜ばれるものを考えるとオレゴンのピノが最高です。それはお客さんも知っていることでしょう。
 近くのフレンチでは、オレゴンのピノがグラスで14.50ドルだと聞いています。私の考え方は、グラス売りは10ドルを超えてはいけないということです。高いワインを飲みたい人はグラスには行かず、ボトルで注文するでしょう。だから1杯や2杯飲みたい人は10ドル以下のもので十分なのですね。ただ「安かろう、悪かろう」では面白くないから、そこで工夫をせんといかんのです。
 それがネゴになります。ちょうど前から、取引のない会社の営業が来ていて、どうしてもうちにアカウントを開けたいようなんですね。それで無理難題をぶつけるわけですね。それが「オレゴンのピノをグラスで10ドル以下で売れるようにしてくれ」ということです。
 1本か2本のフリーを1箱に付けることで解決できますが、それがすべてに適用されるわけではありません。したがって無理をお願いしているわけです。
 この会社の場合、会社が1本付け、ワイナリーが1本付けることで交渉が成立したということですね。ボトルでも、このワインは30ドルで売ります。通常なら45ドルで売る値打ちのものを30ドルで売れるように戦略を組んだわけですね。これで他店に対して有利に立てるわけですね。すべては話をどう運んでいくか、そして相手の泣き所を上手く利用することですかね。

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