今日のニュースから 6月3日(花金)ですが、、、。

 やはり今日一番のニュースは、5月の完全失業率です。CNBCはわざわざ労働省の中にブースを設け、グリーンスパンをゲストに呼び生中継していました。
 その結果は、4月の9.0%に対して5月は予想したとおり悪化しており、9.1%でした。内容を見ると4月の給与増が23万2千件だったのに対し5月は5万4千件でしかなかったということです。
 ここで今日の英語教室「Paltry」ですが、微々たるものという意味です。15年の在米生活で初めて見る単語でした。まさに5月の雇用増はパルトリーなんですね。
 雇用情勢は、即消費と直結しまた企業の在庫調整、生産調整などとも連動しますから、景気回復にブレーキがこうしてかかったことは今後の米国経済に重しとなるでしょう。
 私みたいに毎日ニュースばかりを追いかけていると、これぐらいの経済予測はできるようになります。ほぼオタクに近いですからね、世界のニュースを毎日チェックしていますから、そこまでは分かる。では、今後どうなるかですね。
 
 マーケットの指標を見てみると、ゴールド1530ドル、原油99.57ドル、株はアジア→欧州と総崩れで、8時30分のデータ発表後、ダウの先物は100ドル以上落ちています。今日、ひょっとしたら1万2千ドルの壁から落ちるかも知れません。東京市場はすでに9千5百円を下回っていますからね。

 グリーンスパンは、欧州のユーロ危機は今後も続くと分析し、米国の債務問題も大きな問題になりつつあると語っていました。これぐらいの語りは私でも言える。

 大局的に見ると、失業率すなわち雇用問題は解決しない。それは米国がすでに欧州型に似てきているからでしょう。それはこの前書いたとおりで、成熟化してしまった国から製造業が逃げ出し、それが元に戻ることは考えられない。欧州のたぶんドイツを除く国の多くの失業率が7%-12%で慢性化していると思われますが、この状態が米国でも続くであろうというのが私の回答です。
 では「ダメなの?」ということでしょうか? そうは思いませんね。二極化していると思えば簡単で、米国という1つの国に経済が2つ存在していると考えると面白いですね。
 それは「金持ちアメリカ」と「貧乏アメリカ」ですね。今でも世界の富豪の多くはアメリカにいるわけです。そして過去2年間で株式が約2倍になったことで彼らは潤っています。儲かって笑いの止まらない連中が山ほどいるわけですね。

 そして、ここ最近のSNNの上場ブームがあります。昨日はグルーポンが上場申請をしました。その前はリンクドインが上場し、こうして伸びている分野に余剰金がなだれ込み、一部ながらお金儲けができる場所がまだあります。これはお金持ちの人の特権分野でしょうね。だから、こういう人を相手にビジネスを展開する分には落ち込みもなく、ある程度の見込みができます。

 ただ「貧乏アメリカ」の世界では厳しいものしかない。まず高いガソリン代に喘ぎ、それに食費が圧し掛かっています。これだけで精一杯なのに、暑い夏で電力料金が上がる、生活は苦しいに決まっています。さらに仕事がない、あっても安い給与の仕事しかないようでは何の楽しみもない生活でしょうね。これが半数以上の米人の現状ではないですか?
 それで政府は「移民問題が悪い」で、法律を変え、市民にナイスフェイスをするものの、堕落した米人の働き口はなく、彼らは政府から支給されるフードスタンプや他の手当てを食い物にして生き延びていくしかない。オバマがその形を作ってしまった。昨日も書きましたが仕事を探していない人諦めた人が増えていて正確が失業率が出ないようになっています。 まあ、厳しい情勢は年内続くんじゃないですかね。


 今日もやります、金曜日スペシャル「ステーキカレーライス」。今日のカレーはショートリブの脂がいつも以上に溶けていて美味い。私すでに昨日から日曜日の決戦モードに切り替わっていますので、カレーを食べています。今日もカレー、明日は一休みし、日曜日の朝7時にステーキカレーライスを食べます。気合じゃ! これでもせんと、小次郎に負ける前に暑さに負けてしまうわい。暑さに勝ち、小次郎に勝つ!皆さん、良い週末を! 

 注意)経済見通しはTAKA独自の判断です、投資などは皆さんが自分で分析して自己責任で行ってください。

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