ちょっと面白い記事見つけました~夕張はどうなった?

 確か2006年に、日本の自治体としてはじめて「破綻」した北海道の夕張市、メロンで有名な市でしたが、かつては炭鉱で栄え、その資源枯渇で炭鉱閉鎖後は、衰退の一途をたどっていました。その夕張市がどうなったかというものです。
 まずは、かつて10万人を誇っていた人口は2005年に1万3千人、現在は1万1千500人にまで落ち込んでいます。まあ、仕事がないので若い人は市を離れていきます。そして推計では2035年には5000人になるということです。高齢化率は実に40%、なんとなく日本の将来の縮図が夕張市にあるような気さえします。現在、日本の高齢化率は確か25%だったと思います。少子化と医療技術の進歩により、逆ピラミッドになる日も近いかも知れません。4人に1人が3人に1人になる日もそう遠くない?
 さて、すでに1990年に夕張市議会では破綻問題が取り上げられていたそうです。当然、日本政府の当時の自治省も状況を把握していたはず、それでも実際に破綻したのが2006年。その間に何をしていたのでしょう?
 そして、破綻した市から逃げるように去っていった人の行き先は? 生活の苦しい人は比較的豊かな自治体に移ります。そして生活保護を申請するのです。
 北海道で唯一、潤っているのは札幌市ですが、2008年度の生活保護関連の予算がなんと、983億円で一般会計の12.5%も占めているそうです、これは驚き。
 公然の秘密のように、「お金があるうちに、札幌に行きなさい」と薦められているそうです。おそらく、貧しい自治体では、生活保護を払うにも予算がないので、大きな自治体に引越してもらって、肩代わりをしてもらっているようなものですね。
 花の東京だって、同じようなものでしょう? 「東京に行けば何とかなる」で夢を見て東京に出たものの、そんなに甘いわけではなく、6畳一間に数人で住んでいるケースもあるとききます。 アルバイトでもあればいいが、仕事に就けない人は家賃も払えないから、友人と共同で住むしかない、それもできないならネット喫茶で寝泊りする人もいるご時世です。
 東京都の生活保護予算を調べてみようと思ったんですが、出てきませんでしたが、国全体では2兆6367億円でした。そのうち大阪市がなんと2312億円を占め約1割にあたります。大阪が多いのは理由がありますが、これについては推測はできますが書けません。
 
 面白い本がありました。
「あなたにもできる! 本当に困った人のための生活保護申請マニュアル」 湯浅 誠著
月額27万円も夢ではないそうです。 これじゃ、アメリカの貧民層と同じではありませんか? 国の保護を頼って暮らす人がこの国にも多いのです。資本主義の成れの果ては、勝者と弱者の色分けでありまして、弱者は勝者が払った税金のおすそ分けを授かるということでしょうか?

 まあ、皆さんそうならないようにしましょう。

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