むかつきの「却下」

 実は、先週のことでしたが、新しい健康保険会社に切り替えようと思い、準備を行いすべての書類も提出しましたが、却下されました。その理由は聴こうと思えば聴けるようですが、あえてしませんでした。別に持病はありませんが、今年の6月から頭の後ろにあるおできの治療を行っており、それに1回あたり200ドルかかっています。最初は毎月でしたが、ここ最近は6週間に1回ですが、それが原因だと思います。 別に今のブルークロスは問題なかったのですが、少しでも安い保険料をと思いまして変更しようと思って却下されたのです。
 そんな話を身内でしていたら、アメリカの姉も同様に今春、切り替えをしようとして却下されました。彼女はコレステロール値が異常に高く、これは遺伝の影響ですが、その後薬を飲んで下げたそうですが、手遅れでした。別に持病があるわけでもありません。
 こうして、儲からないお客は保険に入れないようになっているのです。民間の健康保険に加入できる人は、病気がないこと、些細なことでも通院していないことです。 少しでもお金を使っている形跡があれば却下されますし、異常な数値がある人も却下の対象になることでしょう。 おそらく血圧が高い人もダメでしょうね。
 これじゃあ、保険に入れないですよね。そして保険会社は健康な人ばかりを集め、病気にならないから保険料がそのまま収益になるということでしょうか?
 本当に、この国の健康保険制度はおかしい。ちょうど、オバマの提唱する国民皆保険制度が上院で可決されましたが、本当に実現するのでしょうか。
 すべての国民が保険を持つようになると、逆に悪用が増えていくようにも思います。薬を不当に請求して転売するなど、さまざまな悪事が考えられます。
 こんなことを考えることが異常かも知れませんが、この国では政府のお金を毟り取ることは国民の当然の権利のようになっていますからね、当然そうなって財政破綻がより近づくことでしょう。
 ちなみに、私は至って健康です。

Comments

odisona said…
複雑で非人間的なアメリカの医療保険制度にむかつく人はTakaさん以外にも多くいると思います。
ビジネスオーナーの場合はグループ保険にすることによって、厳しいアンダーライディングを避けビジネス経費として落とせるメリットもあると思います。
いずれにせよ、今行われている保険会社の乱暴な却下は、オバマ政権が進めている医療制度改革によって禁止されるはずなので、個人的に応援しています!

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