1万ドルで浮かれてる場合じゃない!

 と、私は思うのですが。 確かに第3四半期の業績は良い、それは8月が良かったからでは? 9月は落ち込んでいますし、第4四半期はかなりきついと思います。車の販売ですが、10月も9月に続いて厳しいでしょう。
 そして、前に書いた商業不動産の不良債権もあります、失業率はほんの少しですが、改善されたみたいですが、まだまだ。

 昨夜、それでいろいろ調べましたが、面白かったのが、「1万ドルを超えると個人投資家が戻ってくる。そしてプロは手を引き出す」というものでした。 やっぱり、私がいつも言う「河童の誘い水」ではありませんか? プロは常に先を見ているので、ここで一時休みだと判断しているのかも知れません。そしてもう1つは「意味もなく急激に上がったものの反動はきついだろう」というものでした。
 ですから、依然として危険水域にいるのは間違いないのです。

 これも大局でモノを考えると、英国から米国へバトンタッチしたように、米国は次のバトンを渡す人を探している。ただ、来年中国が世界2位の経済大国になりますが、まだまだ本当の意味での2位ではない。ただ人口が多いので、その1部でも潤うとものすごい数になります。 確か9月に車が100万台売れたそうですが、ということは来年は1000万台を間違いなく超える勢いですね。米国は今年は落ち込んで1000万台ぎりぎりの攻防戦みたいですが、中国が思ったよりも早く世界1の座を射止めそうです。その中国の1人たりの平均年収も6000ドルになったそうです。実はインドネシアが2000ドルなんですね。そういう面では、そうした国は今後も伸びていきます。

 私は、前から言っていますが、白人の支配する世界が終わりを告げ始め、これからはアジア人が主導権を握る時代が来ると思うのです。それが何百年単位で見た世界の流れではないですか? アジア人の良いところは、勤勉なところですし、手先も器用なので、製造業に向いているということです。いくらアメリカ人が頑張っても、もう無理なんですね。堕落した人たちが元に戻れるチャンスはありません。この前、ニトリのベトナム工場のビデオを見ましたが、若い女性が班長とかになり、しっかり指導をして生産性を上げているではありませんか?

 少し前に、某自動車メーカーの生産現場で不良が多かった(最終検査でひっかかる)のですが、その現場の人が「じゃあ何のために最終検査があるんだい」と言ったそうです。別に自分がしっかり仕事をしなくても不良箇所は最終検査で見つけてくれるから、不良車が出荷されることはないということですね。要するに自分は工場に来て適当に仕事をしてお金をもらっていればそれでいいという考え方でしよう。向上心、立派な仕事をしようとかを考えている人は少ないということです。それは国が豊かだからでしょう。GAやALの田舎で決して生活水準は高くないでしょうが、それでも安月給で生活できますから、ハングリー精神がないでしょうね。アジアには日本の50-60年代の雰囲気があるんじゃないですか? より高い生活を達成するためにがむしゃらに頑張るといったものですかね。そういう面では世界第2位の日本もアメリカ化していますから、腐ってきています。

 マクドナルドを食べるせいですかね? あんな噛まなくても良い食べ物をどんどん食べると脳の発達が遅れます。そして麻薬に溺れ、PCゲームに嵌り、タレントの出るお笑い番組を見て喜んでいるから、ますます堕落していくんでしょう。だから、仕事なんて「ウザイ」だろうし、どうでも良くなる。将来を見据えると大変ですが、「今が楽しければいいじゃん」となれば、そこいらの米人とまったく同じですね。
 ずいぶん、1万ドルの話題から逸れてしまいました。

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