今日のニュースから 5月10日

 早いもので、5月の3分の1が終わりました。この涼しい気温も今日ー明日までで、水曜日以降は「いつものGA」に戻ります。90の手前ってところですね。

1、鳩山内閣の支持率が急落、危険水域といわれる30%を割り込み24%になりました。当然としかいえないですね、「5月末決着」できないということで、約束を果たせない政治家に魅力はない。すでに米国と小沢氏から見放されたようです。

2、警察の取調室の禁煙化が進み、すでに15の都道府県の取調室が禁煙になっています。タバコは容疑者を落とすのに大事なものというのが刑事の意見だそうです。

3、日本国の借金が3月末で883兆円になりました、もちろん過去最高を更新中です。昨年同期に比べ36兆円の増加、このうち国債が720兆円を占めています。国民資産が1400兆円ある日本は「大丈夫」と言われていますが、高齢化などでこうした資産の切り崩しがジワジワ起きていて、早目の対策を打たないと日本丸は沈没するのです。消費税8%を早急に実現、そして食料品は3%に下げる。これでやるしかないんですよね。

4、カリフォルニア州でマリファナを合法化する動きが出ています。取り締まりするよりも合法化して税を課した方が儲かるという政府の目論見です。取り締まりにはお金がかかりますが、課税すれば逆にお金が入ってくるというもの。オークランドではすでに合法化され、これを州全体に広げる動きもあります。米国が麻薬対策に使う年間費用は130億ドルで合法化し課税すれな70億ドルが入ってくるといわれています。

5、2009年米国出生の子供の名前ランキング1位は男の子ジェイコブ、女の子イザベラでした。

6、5月のメトロアトランタの住宅差し押さえ通知は9587件で3月の12568件よりも24%改善、これは4月よりもわずかに1%増加、1年前よりも10%増加と悪い数字ながら、減速ペースであることが発表されました。全国版でも住宅ローンの滞納率が4年ぶりに改善傾向にあるというニュースが出ていました。今年1-5月では50148件の差し押さえ通知が出ています。5月の地区別ではGwinnettがダントツで1位の2022、次いで Fulton1852, Dekalb1419 Cobb1115となています。

7、田舎にお住まいの方、コヨーテに注意が必要です。この警報は昨年あたりから頻繁に出ていますが、今はコヨーテの出産シーズンになっています。産後、子供を庇う母親は凶暴になりがちで、確か昨年は数件の事故があったように思います。昨日はGwinnett Co.のPeachtree Ind. Blvd.で夜間走行中、3頭の鹿が50m先を横切っていきました。GAでは夜間走行中に鹿に追突する事故もありますから、これまた注意が必要です。

8、今日のマーケットは大幅に上げになりそうです。ダウは先物ですでに300ポイント以上の上げ、原油も2ドル上げ、一方ゴールドは20ポイント下げ。結果的にIMFがギリシアに緊急融資を決めたことで、欧州危機はしばらく回避されるという見方が広がったからでしょう。でも、これはまたやってきます。安心はできません。


 今の日本の状態をうまく表現する言葉に「漂流」があります。ただ漂い流れているのが漂流、目的地がないわけですね。日本では坂本竜馬などがブームのようですが、これみなノスタルジーでしょう。「あのころは良かったねえ」というイメージでしょうか? 今、日本が竜馬のような人物を欲しているわけです。ところが現実にはいないわけで、そうなると昔に遡るわけです。
 本田宗一郎の本も売れているらしい。なぜ売れる? 本田技研を創立したのは1948年、そして49年には「世界一」を目指すと宣言、73年には引退。私も何冊も読みましたね、死ぬ前に一度会いたいとも思ったこともあります。
 「アメリカと肩を並べて頭なし」という川柳があったそうです。戦後の闇の中から、這い上がり、朝鮮特需で復興の足がかりをつかみ、高度成長の波に乗った日本、そしてバブルで花開き、散っていった。1位になったら目標を失うわけです、その次にやることがなくなったんですね。それは漂流なんじゃないでしょうかね、自分のアイデンティティがないのが日本人と言われますが、まさにそうで日本という国もないのでしょう。とにかく上にあるものに追いつくことしかなかった、でもはしごの一番上まで上がってしまったら、もうはしごはないわけで、どうすればいいのか分からない、分からなかった。自分ではしごを作って上に進むのか、それとも横に拡げていくのか、そこまで考えることができなかったんじゃないですかね。
 鳩山が1つの例でしょうか? のらりくらりのその場あたりの発言をする。それは結局、みんなに良い顔をするからでしょう。沖縄の人にも鹿児島の人にも良い顔をして米国に愛想を尽かされてしまった。政治というのは、決断力でしょう? 確かに沖縄の人には迷惑がかかり続けてるかもしれないが、一番良いのは、そのまま5年間凍結などして普天間においておくことしかないですね。そうすると当然ながら地元は不満でしょう。それを他の地域に移転しても無人島でないかぎり誰でも反対します。それは仕方がない。だったら一番お金がかからない方法は現状維持しかないわけで、その見返りにお金をばら撒いて地元を納得させるしか手段はないでしょう。
 例えば原子力発電所は来て欲しくない、でも電力は必要なわけです。それなら誘致して雇用を創出して、また国のお金をしっかりもらって埋め合わせしてもらうしか方法はないわけです。
 今ある沖縄の基地移転問題と原子力発電所建設問題は看板違えど中身は同じだと思いませんか? 「基地は要らない、米兵要らない、でも守ってほしい」ということと「電力は必需品、でも危険な原子力は要らない」と全く同じなわけです。
 ましてや、平和ボケしている日本人は北朝鮮や中国が日本に攻めてくるとは誰も思っていない。それはアメリカの軍事力の傘の下に入っているからであって、これがなくなったらアラブのように「おい、そういえば昔よくも俺の子孫を殺してくれたなあ、今度は仕返しする番だ。日本語も強制的に教えてくれたしな、改名もしてくれたしな、その恨み辛みは半端じゃないんだぜ、数倍にして返してやる」という輩もいるわけです。そういう危機感がないのが平和ボケした日本人なわけですね、自衛隊しか持たない、闘争本能を米国によって消されてしまったのが今の日本人です。
 ビジネスでも同じようになってきていますね。韓国に負けだしている。それは彼らの方が闘争本能があります。日本に対する恨みがありますからね、「日本に負けるんじゃない、追い越し追い抜き、見返すんだ」ぐらいの気迫があるでしょう。困った日本ですね、とにかく政治決断できる人が立たないとダメ。

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