不気味な今後のビジネス

 いやあ、今週もあと2日となりましたが、ビジネスの暇なこと。閑古鳥がたくさん群れを成して鳴いています。まず、来る時間が遅い、そして客引けが早い。まともにビジネスをしているのはわずかに2時間程度のような感じです。今月の売り上げは過去最高だった前年から比較すると20%近くの落ち込みになりそうで、こんなひどい落ち込みは経験したことがありません。
 すでに7月の終わりからこうなることを予測していました。私も含め3人寿司シェフがいますが、1人が都合よく辞めてくれました。その後釜は補充していません。週末だけ働いてくれる人を探したので、それで十分やっていけています。この人件費削減は大きいですね。これで売り上げが10%下がっても前と変わらない利益を確保できます。
 あとは、在庫の削減になります。これまで25種類あった地酒を20種類に落としました。初孫や奥の松、雪影などを消しました。まあ、こういう時期には商品在庫を削減する、売れていないものはどんどんカットしていくことが大事です。ワインも少し見直しに入っています。 不良在庫はどんどん処分するなど削減していき1週間で回るような商品在庫にすること。
 これから1年で一番暇な9月に入ります。リーマンショックから1年、失業率は悪化する一方です。その9月の販促テーマをワインにしました。ワインの特別セールです。ちょうど、スパークリングワインの試飲があり、CAの美味しいスパークリングが格安で入るので、通常3倍がけするところを2倍に抑えました。そこから思いついたのですが、グラス売りで8-9ドルのワインをボトルで買えば20ドルという破格の設定にしました。通常であれば約30ドルですから、2人であればグラス買いよりもボトル買いにしたほうがお得です。そして今年から変わった法律で飲めなかったワインは持ち帰ってよいことになりましたから、どうぞお持ち帰りくださいと、言えるのです。持ち帰って後でまたは翌日飲めるのであれば、1本20ドルは悪くないでしょう? 
 お店によっては月曜日はボトルワインが半額というところもよくありますが、うちはそれはやらない。それよりも「9月はワインの月です」とうたい収穫の秋にワインをどうぞ、と誘導したいのです。
 ちなみに、10月はOctober Festにちなみビールで販促を行うプランを立てています。そういえば去年の10-11月は厳しい月でした。今年はさてどうなりますやら。
 すでに他にも打つ手は打っています。売り上げが2割落ち込んでも利益は維持する体制を作っていかないといけません。

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