妥協は許されない!

 今夜あった事件です。9時過ぎにトイレに行くと、その前にビールのケースが見えるところに山積み。「これ何?」て感じでしたね。お客さんが毎回、トイレに行くのにこれを見たと思っただけで、憤慨でした。早速片付け、マネージャーのMayを呼びつけ「あれは何だい?、気づかなかったのか?」と詰問。彼女の返事は「置き場所がないと思ったので」と言い訳。嘘つけこの野郎。置き場所がないことはないのです、現実問題私が片付けたのですからね。要するに気づいていないということです。お客さんが見える場所に、ああゆうものが平然と置かれているのを見て何も感じないともいえます。あんたがオーナーだったらどうするの? あんたがお客の立場だったら、どう感じるの?の問題でしょう。よく他の店ではありうることですが、私の店ではあってはならないことです。
 私もたいていは早い時間にトイレに行くので気づきますが、最近はジャパンフェストの準備で忙しいので、気づかなかったんです。いやあ、参った。
 皆が問題意識を持って行動しないと店は良くならない。これまで築き上げてきたものをさらに積み上げて行くにはそうしないといけない。
 おかげさまで、今年もZAGATからはアトランタの日本食では、フード部門でトップの27をいただいています。これは3年連続です。そしてフードの27以上というのは、アトランタに何千店ある中でわずかに15店しかないのです。ちなみに最高は29点で確か2店舗しかありません。それは常に細心の注意を払って物を作った結果です。それでもたまに痛んだ商品を出しかけたこともあります。夏場は特に怖いのです。魚は元より、貝類とかカニは特に怖いですね。ところが「冷蔵庫に入っていれば大丈夫」と安心してしまう。どうやって解凍したかで違ってきます。どれぐらい常温においてあったかでも違ってきます。そして冷蔵庫の恐ろしさは温度が一定ではないということです。常に上がり下がりしています。それで「冷蔵庫に入れておけば安心」とは絶対に言えないのです。一番安心なのは氷の中に入れてパーシャル状態にすることですね。これが一番長持ちします。万一、疑うときは捨てるときです。「まあ、いいか」はダメ。少しでも疑いがあるときには捨てるのが一番安心です。そうして常に新鮮な魚を提供してきた結果のZAGATですから、これを守っていかないといけないのです。
 今回のサービスもそうで、お客さんが不快に感じるようなことがあってはならない。これが明日のミーティングの議題となります。気づかない連中でも言えば分かります。そして命令すればやります。
うまく人を使わないといけない。それはお客さんのため、自分のため、そして彼らの将来のためでもあるのです。

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