週末往来!

 10月最後の週末を何とか乗り切りました。今のところの予想では前年比58%UPで終えます。もちろん、10月の月間新記録更新です。
 先週は、少し暇でしたが、今週はしっかり取り戻しました。何が良いのか? 努力の賜物です。トイレに1万2千ドルかけ改装しました。そしてダイニングは新しくペイントを塗り替えました。
  約2年ぶりのペンキ塗りでしたが、以前はやるときには半年に1回変えていましたから、ずいぶん横着になったものです。というか、前回のペイントが大変好評だったので、それを超える色にしないといけないわけで、間が空いたというべきでしょうか。
 
 
 こうして塗り替えると古い店(10年経過ですからね)でも蘇るわけです。テーブルは2年前に椅子は昨年、カーペットは今年新調しましたし、すべてが新しいわけです。
 お金があるときに、儲かっているときに投資をするというか、そういうときにこそてこ入れをして高い水準を維持しないといけない。
 たいていの人は、売り上げが下がってから「あれあれ、どうしよう。店を綺麗にするか、椅子も汚いし、カーペットも剥がれてきたし、、、。」となると思うんですよね。これが実際、普通の人が当たり前に考えることだと思いますよ。
 私はそうは思わないんでね。良いときに金を使う、そのときにはお金があるから使いやすい。そして悪くなるのを防ぐわけですね。
 
 
 
 ある店の経営者が破産したと聞きました。その店は以前から不振で、てこ入れできなかったようです。店は汚い、薄暗い、改装するにもお金がない。そんな店ですからそうなって当たり前だったんですね。
 ただ聞けば以前は儲かっていたそうです。では、儲かっていたときのお金はどこに消えたんですか? きっと使ってしまったんでしょうね。だから売り上げ下がっても改装するお金がない、馬鹿の骨頂でしょう? そんなことを当然のようにやっている人が多いのは事実です。
 
 今週届いた日経ビジネスにクボタの社長の益本さんが出ていましてね、「稼ぐ経営者」のランキング17位に入っているわけです。ちなみに1位はキャノンの御手洗さんですけどね。
 その益本さん、大変個性が強いという話を聞いていましたが、本を読む限りは「当たり前のことを当たり前」に言っているわけです。
 
 「ミドルは知恵を出せ、過去の業績トレンドを超えて成長しないとダメ。年率1割の成長を目指すというから、2割目指せといえば、黙り込んでしまう。できないと回答する人はダメ、過去に経験したことがないことはできないと考えてしまう。できると思ってできないことはあるが、できないと思ったら絶対にできない、そうだろう?」
 「失敗したら、元に戻せばいい。若い奴はいくら失敗しても、それで会社が傾くことはない。初めてのことをやらせて成長させろ」
 「俺に異論を唱える奴は残念だけどない。異を唱えるほど考えてないんだ。」「会社って良いろころ。好きなことをして、お金も出してくれる。失敗しても給料くれる。」
 
 どうですか? なかなか言いたい放題じゃないですか? まあ、これぐらい異端児でないとリーダーシップは発揮できないですわいな。
 私ですか? まだまだ普通人ですがね。仲間内では「貴重な生き物」と言われることもありますがね。ビル・ゲイツなんかに比べると極めて普通ですよ。
 
 私は仲間内で「喋らなければ良い男なんだけどね、口悪いしね」とか言われるわけです。
 あんたたちね、ここはアメリカたい。主張してなんぼ? クレームしてなんぼの世界だっせ。口が達者じゃないと金儲けのかの字も書けまへんで。
 私がこれまで出会った賢い人、皆口が立ちますよ。逆立ちできる人もいる。例えば昨年、少しビジネスを手伝ってくれたスタンフォード卒の中国人なんて英語が早口でスラスラ何でも言える。前にもそういう天才的に語れる人を見ていますからね、私もあれぐらいにまくし立てないと、この国の競争に負けるわけです。
 
 そういう面では、日本人はダメですね。目立てないからね。「出る釘打たれる」でしょう。目立ってはいけない、打たれない釘になればいい。それで皆を引っ掛けるぐらいの根性がないと世界で通用しないでしょう?能書きも良し、口八丁手八丁も良しなんですよ。セールスマンなら物売る前に自分売れってね、よく言ったもんですが、ここは本当にそうですよ。
 
 それはうちの従業員にも言いますよ。「お客さんと話をせえ」と言うわけです。アメリカ人、それが好きですからね。それで自分が売れるわけでしょう。
 
 物を買うのに、安い店、普通の店、高い店がありますね。値段だけで勝負する店があってもいい。その分サービスは落ちる。普通の店はそれなりに。そして「この店、少し高いけどね、それだけじゃないんだよね。店の温かみがあるからね、ついついここで買ってしまうわいな」という店もありますね。
 それはスーパーではできない、個人商店の強みなんですね。それを目指せと言っているわけです。お客さんを網で捕まえるんじゃなくて竿で一本釣りせんといかんのですよ。それを分からせないといけないわけですが、やはりオーナー自らがそうせんと誰もついてきませんわね。だから、声を上げて馬鹿を言い、笑い、狂い、エンターテイメントしているわけです。そのすべてが売り上げに直結してくるわけですね。 皆さん、良い週末を!
 
 
 2日ブログを休みましたが、体調を崩しておりました。今回は風邪を引きかけていましたが、4日でなんとか直しました。
 

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