こんな見方はできないか?

 ふと思ったことですがね、今は円高(80円を割り込んで久しい)が続き、日本では国内生産をあきらめ、米国などに出てくる企業が多いそうです。
 これって、アメリカが仕組んだ罠では?とも考えられるわけです。円高に誘導することによって、日本企業の米国進出を促す。
 それはすなわち、投資をさせる(お金が入ってくる)ということになりますね。さらにはお金を持ってきてくれるだけでなく、雇用もしてくれるわけです。なんと有難いことなんでしょう。
 おかげで日本国内は雇用確保ができなくなり、将来は真っ暗になってきていますけどね。そんなことはお構いなしがアメリカ流、自国の利益第一です。
 アメリカは財政赤字+貿易赤字でお金がない。もちろん、FRBはドル札をじゃんじゃん刷って供給しているわけですけどね、それでもお金は足らないわけです。そこで国債を諸外国に売りつけるだけではなく、こうした為替操作もして海外からの投資を受け入れているのが実態では?
 この円高でハワイやロスなどの不動産も日本からの投資が増えているといわれています。

 でもこれって、確か90年ごろのバブル期にもあったことじゃないですかね? 秀和や麻布建物など、米国の不動産を買いまくっていた。それは国内の不動産がバブル経済で高騰し、銀行がお金を貸し付けたからですね。
 それがバブルが崩壊し、銀行は返済を迫るが返す金なし、貸し倒れ、不良債権が増えて消えた銀行もありましたよね。
 それで高値つかみで買わされた?米国内の不動産、どうやって処分したんでしょうか? 利益の利の字も出ずに、大損して処分したんじゃなかったですかね?結果的にアメリカに上手くやられたというのが、日本のバブル経済崩壊だったのではないですかね?

 そして「歴史は繰り返す」ではありませんが、猫も杓子もアメリカに進出する時代になってきた?「赤信号皆で渡れば怖くない」ではありませんが、確かに皆で進出すると恐怖心はなくなりますね。本当にこのまま、どんどん円高が進むのでしょうか?
 どうもアメリカが上手く誘導した道に日本は引きずり込まれているように思えるんですがね。そして皆がアメリカに来ようとしているなら「逆に出ることが懸命」というのが私の理論ではありますけどね。
 
 株だってそうですからね。皆が買うときに買い始めても、もう遅いわけです。すぐ先に落とし穴があります。91年に誰もが日経平均が4万円を超えると信じていたはずですよね。まさか落ちるとは誰も思っていなかった。

 それは中国進出も同じように思います。近い将来、共産党の一党独裁は崩壊しますね。そうするとどうなるんでしょう? 民主化になれば労賃はさらに上がることでしょう。そうなると中国で生産する意味がなくなる。
 ただし、今は皆がそこに居座って操業しているわけで、安心感がありますね。「相手が動いたらこちらも動こう」が日本人の行動意識じゃないですか? 自ら考え行動しないとダメなんじゃないですかね。
 ゲームはすべて、敗者がいるから勝者がいるわけです。勝とうと思ったら敗者を作らなければならない。 

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