景気回復は消費者から、、、。でも?

 調査会社コンファレンス・ボードが発表した7月の消費者信頼感指数は46.6となり、前月の49.3から2.7ポイント低下しました。市場予想の49.0を下回り、消費者心理の冷え込みを示しました。先行きの景況感を示す期待指数も62.0と、前月の65.5から3.5ポイント低下し、4月以来の低水準となっています。これを反映して株価はやや下落しています。
 今朝のCNBCでも「回復の鍵は消費者」といったタイトルでさまざまな方面に意見を求めていました。住宅に関しては、今朝の新聞にもありましたが、新築住宅の着工件数が落ちています。これは在庫調整を進める上で大事、そして販売数も1ヶ月だけですが、やや上回った。それでも日本も同じですが、小売の業績が良くないですね。ということは末端の消費者にお金がないということです。アメリカ人はお金使うのが好きですし、バーゲン大好きですから、どんどん買いますね、ところがもう買えない。車の販売が出される数字で上向けば、回復の兆しがあると言えると思うのですが、その兆しのきの字も見えません。
 そして、やはり雇用に対する不安が大きいと思います。オバマが750万人の雇用を創出といっていましたが、10%も達成できていない、そして今年だけで340万人が仕事を失っているのが現状です。
 私の店を見ていると良く分かりますね。これまでの常連さんが消えています。そして新しいお客さんが増えているものの、最近はフライドライスを注文する人がいます。もちろん、メニューにはありませんが、我が店は「NO」と言わないポリシーなので、作れるものは受けます。それだけ客層が変わってきているということです。さらには飲み物を飲まない人も増えていますし、ワインを持参する人も増えています。昨日は持ち帰りがやけに多かったですね。皆、少しでも節約しようというムードです。
 ダウンタウンのレストランは協力して$29ドルの3コースメニューを実施、それを8月も延長すると書いてありました。
 Buckheadに今春開くはすだった、Pano's Grand Cafe はオープンを伸ばし、名前を Bistro Nikoに変更し、10月に開く予定です。家賃の高い目抜き通りで高級レストランを今やってもつぶれるだけですからね。ビストロで安価なものを提供するのが堅いということですね。それでも高い家賃の場所で回転させたとして元が取れるのかどうか、そこも問題です。私は今月に3年リースの更新をしましたが、家賃はほぼ据え置きでした。商業不動産の空き室率は20%、大家さんもテナントを引き止めるのに必死です。
 肝心な景気回復ですか? 消費者が自信を持つには雇用と住宅市場が回復しないと無理でしょうね。それとも、2極文化社会ですから、失業率が高くても景気が回復するのでしょうか?日本も同じような状況になってきていますけどね。

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