やはり私の理論は正しい!

 自分の予測と経済紙の意見が類似していることに喜びを覚えています。ただ悪い方向に向かうことは歓迎できませんが。

1、株価のも戻りや企業業績の回復をまともに信じて良いのか?
  だいたい、政府から発表される数字には衣がついています。エビフライの衣みたいなもんです。「大きなえびフライですね」と言われ、噛んでみると、大半は衣でえびは叩かれ伸ばされ、ほんの少し入っていたということがありませんか? だから政府の数字は信用できないのです。悪い数字を出して株価や実態経済に影響が出ることを恐れて本当の数字は出さないのです。金融機関で唯一ゴールドマンサックスが業績を回復しましたが、それは金融機関全体がまだ危険水域にあることを示しています。 CITIは株価3ドルを割り込んでいます。失業率の上昇によって拡大したクレジットカードの損失は過去最高水準にあります。本来なら良質なはずの「プライム」ローンも今や急激に不良化していて、ローンの条件変更もほとんど効果がないため、住宅ローンの返済延滞はまだ安定していません。商業用不動産でも、損失は加速度的に膨らんでいます。これはゴールドマンの帳簿でも最大の汚点となっていたもので、14億ドルの評価損を計上していました。多くが商業用不動産向け融資の簿価を額面に近い価格で計上しているほかの銀行にとっては不安なことに、ゴールドマンはポートフォリオを額面の半分で評価しています。FRBの貸出制度は最近、商業用不動産ローン担保証券にも対象が広げられましたが、現行規則の下ではその多くが格下げによって適用対象外だったり、これから不適格になったりする見込みです。アトランタを見れば分かるでしょう? 商業不動産の空き室率は20%です。新築のコンドや高層ビルのほとんどはガラガラです。これみな、埋まることを予測して建てたわけです。銀行もそう思って投資しています。ところが埋まらないとお金が入ってこない。やがて行き詰まり倒産する、銀行は不良債権を抱える。すでに個人住宅では新築住宅の投売りが出ています。我が家の近くでは70万ドルで建てた家が50万ドルで投売りになっています。それでも誰も買わない、買えないのです。こうした商業不動産の損失+クレジットカードの損失が加わり、一般の銀行は身動きが取れなくなる恐れがあります。でもそんなことを書けないでしょう?だから、良いことしか発表できないんです。

2、インドは今年大量の餓死が出る恐れがある。 
 インドのモンスーンが規模が小さく雨が少ないというコラムを書いたと思います。それがかなり現実になってきています。 雨が振らないと地下水に頼るしかないのですが、その井戸も枯れつつあります。より深い井戸を掘っていかないと水が確保できない状態になりつつあります。米の作付けができない、野菜の収穫が落ちる。それはやがて価格に跳ね返ってきます。そして食料がきちんと末端まで行かない可能性も出てきています。これは今はインドだけの問題ですが、ジャカルタでも同じような水不足が起きています。世界中が水を争う時代がまもなくやってきます。

3、中国はドルを見捨てる。 
 中国政府は最近、国営企業の海外投資を活発にすることを決めました。そしてその投資に外貨準備を使うことを明言しています。これは都合の良いドル減らしになるでしょう。ということはすでに中国政府はドルの寿命があまりないことを予知しているのです。
国家開発銀行の陳元会長は政府系メディアに掲載されたインタビューで、中国の対外投資は加速するが、資源が豊富な新興国に重点を置くべきだと語っています。
 「我々は西側市場に出て行って、(割安な資産を)かき集めるべきだと誰もが言っている」と述べたうえで、「私としては、米国のウォール街に行くべきではなく、むしろ、天然資源、エネルギー資源のある場所にもっと目を向けるべきだと考えている」と語っています。これは私が今後、世界で生き残っていく国の条件として、水、食料、天然資源、鉱物資源(すなわちエネルギー資源)があることと書いたでしょう? 誰も腐っていくドルを持つよりも価値のある天然資源を持つべきだと考えています。TAKAの近くのレストランの中国人オーナーも最近になってようやく、現金を処分しゴールドを買い始めると言ったそうです。これでますますゴールドの価値が増していきます。950ドル前後ですが、年内に間違いなく1000ドルを越えます。ドルを売るに売れない日本はアメリカの罠にはまり、心中するのでしょうかねえ?

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