今日の朝刊から

1、まずは住宅情報です。07年11月と08年11月の1年間で全米の代表20都市における住宅価格が平均で18.2%下がっていることが分かりました。アトランタはその中で11.2%の下落でした。下落率の1位はフェニックス 32.9%、2位ベガス 31.7%、3位サンフランシスコ 30.8%、4位マイアミ 28.7%、5位ロス 26.9%、6位サンディエゴ 25.9%、アトランタは13位でした。逆に下落率の低いのは1位がダラスで3.3%、デンバー 4.3%、寒いのにクリーブランド5.2%、シャーロット5.3%という順です。専門家は、現在のアトランタの住宅価格を2003-2004年レベルであると分析しています。

2、12月のジョージアの失業率が大幅に上がったことはお伝えしましたが(確か8.2%)、全米でみると11-12月に1%以上上がったところが2州あります。 インディアナが8.2%、SCが9.5%になっています。

3、リゾートのタイムシェア会社が「Do not call list」にリストされている人にマーケティングコールをしたということで総額90万ドルの罰金支払いを命じられました。この会社はWestgate Resortsというオーランドにある会社です。FTCにちくられました。こういう話は前回もありました。

4、ローカルニュースです。Sandy Springs市の08年の犯罪統計が出ましたが、殺人はゼロで下(07年は7件)ほとんどすべてのカテゴリーにおいて事件が減少しています。ただ強盗だけは10.7%の上昇です。 市内では883件ということは1日平均2.4件の住居不法侵入強盗が起きている計算になります。またRoswell市も同様の統計を出していますが、同じように強盗や窃盗などが10%近く増加しています。これは不景気のため金銭目的の犯罪が増加傾向にあることを示しています。戸締りに用心してください。夜間の外出も危険と考えたほうが良いでしょう。家に入る前には必ず追跡する車がないかどうかを確認してください。考えてもみてください。車に乗ったままリモコンでガレージのドアを開け、そのまま入ります。その隙に強盗は簡単に家に侵入できます。特に夜は要注意が必要です。

 株の話ですが、これまでダウの指数ばかりを見ていましたが、S&P500に連動したファンドを買ったことがきっかけでそちらの数字を重視するようになりました。ダウは30種の平均でしかありませんが、S&Pは500種もあり、より幅広い見方ができると思ったまあ単純な発想です。
 ちなみに、S&Pの過去52週(1年間)の最高値は1440ポイントで、最安値は741ポイントです。現在の指数が867ですから、最高値から計算すれば39.8%下落、最安値から17%上昇ということになります。こうして数字をどんどん頭の中に入れておくと頭の体操になります。
参考までにダウの52週の最高値は13192で最安値は7392です。現在8304ですから、最高値から37%下落、最安値から12.3%上昇です。
実際に2週間前に始めたこのファンド、今のところ損はしていません。私の推測で悪くて6500程度まで下がる可能性があり、上がれば9000-9500まで年末まで上がる可能性があると見ています。(あくまでも私見ですから鵜呑みしないでください)下がれば買えば良し、上がると思えばまた買えば良し。今年から本格的にはじめましたので、資金には余裕があります。今年の夏を底だと見ていますからタイミングは抜群だと思います。あくまでも短期ではなく長期で見ていますから、5年先でも見れば悪くても1万ポイントは超えていると思いませんか? だったら買いですよね。
 ドルに関しては大変悲観的です。オバマの演説を信じて「CHANGE]を待っている人には申し訳ないですが、そんな単純ではありません。ドルの下落というか崩壊は始まっているということです。手持ちのドルをなるべく目減りさせないようにしないといけませんね。不動産は下落、ドルも下落ではやはり株式とゴールドで資産運用するしか、今のところ残された道はないと思います。欧州をみても、イギリスがすでにコケていますし、最悪は債務不履行になりそうですし、日本は国が小さいだけに風邪から肺炎を起こしかけています。 アメリカはその点、懐が深いということです。 全体の数字は悪くとも、個々では問題ないところもあります。そこに照準を当てジンベイザメに寄り添う小魚のごとく、食らいついていけば生き延びることができると私は思っておりますが。

クラーク・ハワードのサイトにこんなのがありました。1万ドルを10年間運用しましょう。さて6600ドルを10年物のCDに入れます。利率は4.25%です。そして残りの3400ドルを株式や投資信託で運用するとします。さて10年後にどうなっているでしょうか? CDは10007ドルになっています。ということは仮に株式投資がダメで紙くずになっても損は一切していないということです。ましてや、10年後にダウが崩壊し、株券がただの紙になっているということは地球滅亡以外には考えられません。おそらく最低でも1万5千ドルになっていると思いませんか? そう考えると株式市場で資産を運用することは決して危険なことではないし、そうしないと逆に資産は増えないということです。さあ、皆さん勇気を出して投資信託でも始めましょう。

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