クライマックスはドルの暴落か?

たぶん、10月10日金曜日のNY株式市場も落ちるでしょう。 1週間のうち毎日株価が下落した状況を見たことがありません。これはもうまさに、大恐慌の第一ステップでしょう。
取り付け騒ぎが起こる可能性が高まりましたが、ブッシュは、午前10時に緊急声明を発表するようです。「みなさん、落ちついてください。 政府はあらゆる手段を講じています」という内容だそうですが、この死に体カウボーイを誰が信じるのですか? チェイニーの操り人形であり、嘘つきのブッシュおよび、連邦政府を信じる人は少なくなってきています。 思えば「イラクは大量破壊兵器を開発している、これは危険で今潰さないといけない」で始まったイラク戦争です。結果的に何もなかったのです。実は最初からなかったのです。 下から(CIAなど)上がってくる資料を鵜呑みにし、軍隊に押し切られてしまったのです。
さて、そんなことよりもこの先さらに金融機関が破綻しました、もうそういうことに驚いてはいけません。
クライマックスは「米ドルの下落」に他ならず、もうカウントダウンは始まっているでしょう。
毎日新聞の10月3日付の記事にこんなのがありました。
米国の金融危機はいよいよ最終段階に入りつつあるが、この後に来るのは、大規模金融機関の破綻(はたん)というより、ドル暴落だと思われる。
 その第1の理由は、米国で破綻しそうな大規模金融機関はすでに破綻してしまっているからだ。今後はむしろ地銀やノンバンクが破綻する可能性が高いが、これらはFDIC(連邦預金保険公社)や7000億ドルの不良資産買い上げ計画などで対応できるだろう。
 問題は、この過程で連邦政府が巨額の債務を積み上げてしまったことだ。これまでにコミットしただけで連邦債務は1兆ドルも増えることになるが、これにファニーメイやフレディマックの債務の保証の5兆ドルを加えると、連邦政府債務残高はGDP(国内総生産)の120%に近づくだろう。
 こうした状況では、連邦政府債務の格付けもトリプルAから1、2段階落ちざるを得ない。格付け会社が米国政府に遠慮して格付けを落とさなくても、市場はより高い金利を要求することになろう。すなわち、米国債の価格は下落せざるを得ないのだ。
 さらに、FRB(連邦準備制度理事会)は価値の怪しいモーゲージ抵当証券などを担保に1兆ドルも緊急融資をしているが、住宅価格の下落が続けば、そのかなりの部分が焦げ付く可能性があるといわれている。こうした状況下ではインフレが容認されるおそれが高い。 これまで金融機関の信用不安から米国債への逃避が起こり、米国債金利はむしろ低下してきた。だが、米国債の格付け低下と価格下落の懸念やインフレ懸念などにより、ドル暴落が起こる恐れがある。いったんドルが下落し始めると金利が上昇し、不況が深刻化してドルはさらに下落するだろう。注意が必要である。

暴落はないかも知れませんが、可能性あり、その確率はかなり高いと思います。 ちなみにGMが破綻する確率は95%だそうです。GMが破綻すれば従業員と退職して年金を受け取っている人を足せば120万人に影響するそうです。
一気に落ちるのか、ジワジワ忍び寄ってくるのか分かりませんが、準備だけはしておいたほうが良さそうです。おそらく食い止めるために「預金の全額保護」をドイツに倣って実施すると私は思っています。

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