新しい赤ワインたち

 調子が良いときには、どんどん買います。そして入れ替えを行います。
 シャンペン10種類、白ワイン22種類、赤ワイン16種類あれば、売れるものもある。売れないものもあるわけです。
 そして当然ながら常に入れ替えがあります。

 今回は新しい仕入れ先というか、友人が仕事を変わった関係で義理買いがあります。そういうのもあって、「持ちつ持たれつ」がやはり、あるわけです。こちらに余裕があればなるべく買ってビジネスを助けてやらんといかん。逆に困ったときには何らかの援助をしてくれるでしょう。

DI Arie Primitivo, California 2009
 プリミティボはイタリアのぶどう品種ですが、カリフォルニアでも少量ながら作られているのに驚きでした。このDI Arieはかなり前に Syrahか何かを扱った記憶があるブランドです。
 プリミティボは、黒ブドウ品種で、その名前は発芽から開花、成熟までの全ての段階で早熟であることからきています。プリミティボの収穫は平均して9月上旬から9月下旬に行われ、この品種の由来ははっきりしていませんが、ダルマチア(クロアチアのアドリア海沿岸地域)で生まれた品種で、それが2000年以上前にプーリア州に輸入されたとされている。長靴の下のアーチからかかとにかけての地域で作られています。
 その後、イタリア移民がアメリカに持っていって、カリフォルニアでジンファンデルという名前のワインになった品種と同じものだろうと言われていますが、業者に訊いたところでは「違う」という見解でした。ただ私の調べたところでは起源は同一のようです。
 ワインは実際、遠く離れた産地のジンファンデルと似たところがあります。このワインはとても濃く、力強い色やエキス分、アルコール分を持っています。力強さを全く隠していませんが、一旦グラスに注ぐと、すぐにおかわりしたくなるようなワインで、その香りははっきりとしていて、この品種の典型的な香りのチェリーやブラックベリー、ラズベリーのスパイシーな果実香があります。

St.Clemnt Cabernet Sauvignon Napa 2008
  かつてHPの日本人スタッフと夜中まで良く飲んでいたブランドです。そんなに高くなく美味しいカベルネです。
 日本ではサッポロビールが輸入して販売しています。1975年設立、ナパ・ヴァレーのほぼ中央、セントヘレナにあり、年間生産量約20,000函の小規模なワイナリーです。しかしながらその実力は大手ワイナリーにひけをとらず、小規模ワイナリーならではのきめ細かい品質管理によって、高水準のワインを生産しています。赤、白ワイン共に、完熟したぶどうのみを使用し、綿密な品質管理を行っているのが特長です。
 ベリー香とフレンチオーク樽からくるバニラ香がバランスよくミックスし、口当りはまろやかながら、豊かで重厚な後味が特長です。
 
Beringer Knights Valley Cabernet Sauvignon 2009
 ワイン雑誌での高い評価から購入を決意しました。Beringerは、確かカリフォルニアで3本の指に入る大きなワイナリーで、これもサッポロビールが日本で輸入販売しています。
 ナイツ・ヴァレーはソノマ・カウンティーの最北部(ソノマ群、ナイツヴァレー)。畑はかつて川床だったため岩が多く水はけが良く、素晴らしくリッチなカベルネを生み出します。収穫された葡萄の個性を活かすために、ロット毎に個別に醗酵させ、フレンチオーク樽にて21ヶ月感熟成された後、ロットをブレンドします。ブラックチェリー、黒スグリやミントの風味に仏ヌーヴェル産オーク樽の香りが加わり、絶妙な芳醇さを醸し出します。
 ワイナリーは1876年、フレデリックとジェイコブのベリンジャー兄弟によってナパ・ヴァレーで創業、プレミアムワインを生産するアメリカ屈指のワイナリーです。カリフォルニアの豊かな太陽を浴びて育つぶどうと、高い技術と長い経験からつくられるワインは、幅広いお客様の人気を獲得しています。「ワインスペクテーター」誌の“ワイン・オブ・ザ・イヤー”を赤ワインと白ワインの両方において受賞するなど、創始者であるベリンジャー兄弟が130年以上も前に打ち立てた、「優れた品質へのこだわり」が脈々と受け継がれています。
 

こうしてストーリーを読むと飲みたくなりますね。DI Arie以外は、容易に入手できます。

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