週末往来!

 先週から始めた「築地早春シリーズ」の1つ富山の蛍イカです。他にも寒鯖、アイナメ、マナガツオ、子持ちイイダコなどを取り寄せしましたが、すべて完売しました。
 売りたいものが売れるのは良いことです。先週も2月の好調を引き継ぎ、高い売り上げを維持しています。

 この回復が本物であれば「夢の年商$1M」も夢ではありません。日本でいえば1億円ですかね。
 この小さな店の規模ではなかなかの数字だと思っていますけどね。

 実は土曜日から、新たな試みをスタートしました。白と赤のワインについて同じ品種で2種類の価格設定をしました。
 シャドネーはPaul Hobbsを、ピノノアールは Aqua Pumpkin、 Santa Barbaraをグラス売りで15ドルで販売、結果として1日だけですが、Paul Hobbs は3杯売れ、 Aqua Pumpkinjはゼロでした。ピノノアールについては、業者に1ランク上の Evening Landをグラスで売るので価格を下げてくれるよう依頼しており、月曜日に返事をもらうことになっています。

 この試みは、「1杯だけ飲みたい、ただできるだけ美味しいものを飲みたい」という需要に応えるためですが、これまでグラス売りの価格設定はすべて10ドル以下でした。実際には9.50ドルというものですが、2種類おけば選択肢が広がるわけです。

 私自身がワインを注文するにしても、2種類あれば当然ながら高い方を注文しますから、15ドルという価格は比較的、受け入れられるのではないかと思った次第です。
 今まで、こうした発想があったにも関わらず実行しなかった。これはやはり景気への配慮でもありますが、ここに来て回復していますから、やる価値はあるわけです。ましてや白は日持ちしますから問題ありません。赤は1杯売れると原価になるようにしないと売れ残ると損が出るので、そこを業者と話し合わないといけないわけですね。
 
 これが行けるようであればSauvignon Blancや Cabrnet Sauvignonまで拡大することも検討できるわけで、客単価の上昇=売り上げが上がるわけです。いかに効率よく儲けるかですね。そして価値あるものを安く売る、これも大事ですね。

 売り上げが好調なため、バレンタインデーの前日に値上げしてから価格を戻していません。それだけ強気になっても問題ないわけです。
 特に巻物で利幅を大きく取ることが大事です。同じエビの天ぷらを巻いてもA店は6ドル、B店は8ドル、C店は9ドルと当然価格差がありますね。高く売れる理由は何か?それは店の格です。総合力で格が上であれば高く売れるわけですね。

 私はよく例えに出しますが、同じ絹100%のネクタイでも下は1000円、ミラ・ショーンあたりになると3万円ですね。エルメスも3万円。この違いは何ですか? ブランド力とデザイン力でしかない。そうであれば、その発想をレストランにも持ち込めばいいわけです。

 ブランド力があると高く売れます。良いデザインのものは高くても売れます。これははやりファッション業界に10年いたことで学んだことですね。原価は同じでも売価は2倍も3倍も変わってくるわけです、その努力をしないといけない。

 そして浮いた利潤を新しい商品の導入に使う、カスタマーサービスに使う、いろいろ使い道があるわけです。お金があればチャレンジすることが可能ですからね。

 今日は久々に日曜出勤でした。店のテーブルが少し汚れかけているのでニスの塗りなおしです。ついでに入り口もペンキの塗りなおし、などなどいろいろやってるとキリがありません。

 こうして詰めをしていかないと売り上げが良いとそれに気を取られ、忙しさから忘れてしまうことがあります。
 この前、たまたまテーブルを見るとマサゴが落ちています。開店前だったので注意して拭かせましたけどね。結局、サーバーはマニュアル的な仕事しかやらないので、細部をたまにチェックしないとダメなんですね。そこはオーナーの仕事でしょう。「汚いから拭け」と言えばやる。ただ言わないと気づかないのでやらない。こうして店がだんだんダメになっていくわけです。

 売り上げは好調、儲かっていますよ。だから満足?そうではないですね。売り上げ上がったら上がったらで、今度は「いつ落ちる、どう維持するか、どう余計に儲けるか」を考えてしまいますね。常に満足はない。常に不安の塊で、その不安を打ち消すために、日曜日に店に行くわけです。誰もいない店に自分だけいると見えてくるものがありますからね。

 雨の後、まだ強風が残っているので今日はゴルフをせず、ドライビングレンジで軽く打ってきました、調子悪いですね。100球近く打ってみましたが、最後の30球は9番アイアンの集中打ち。
 ちょうどアイランドがあるので、そこをめがけて打つわけですが、飛距離が出ない芯に当たらないなど。
 スタンスを変える、手打ちにする、グリップの長さを変える、低く構える、高く構える、いろいろ思考錯誤しながら、しばらく休養することも視野に入れましたが、最後にようやく感触が戻ってきました。

 結果としては、グリップを少し短く持つことでした。「そんな単純なことかい」と思うでしょうが、そんなものです。それを発見するために、100球もボールを打っていたようなものですね。これで、次回に向け少し自信が戻ったような。
 おかしなもので、グリップが長い方がボールが飛ぶように思いますが、実際はそうではない。比例しないですね。やはり芯に当てるための長さが大事なんじゃないですかね。
 人それぞれ、打ち方があり、足の曲げ方があり、いろいろな要素があるわけです。それで私の場合は、グリップ短めが一番ボールが飛びます、というか芯でボールを捉えていることになります。こうして自分で原因を追究して解決しないとダメじゃないですかね。他人に「どうのこうの」言われても気分が悪いだけで、人それぞれの打ち方があるので、一概に「一般論は一般論でしかない」ということで万人には通用しません。

 今週の仕事の準備をして、ゴルフも感触も戻ってきたということで、何とか今週を無事に迎えられそうですね。



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