ジャパンフェストの反省

 今年のジャパンフェストが無事に終了しました。19-20日ともに雨でしたが、屋内会場のため「雨にも負けず」で、まあまあの入場者数だったと思います。やはり外国人の日本に対する関心の高さでしょうか?
 さて、私の店、昨年よりも売り上げを伸ばして終了しました。よく売れたもの、そして不振だったものがあります。
焼き鯖の味噌煮~土曜日は完売でしたが、日曜日には売れ残り。日曜日のほうが日本人が多いのでより売れると思っていましたが誤算。
煮込みハンバーグ~昨年のハンバーガーが品質低下を招いてしまし、その改良として開発したものですが、一部受けしかしませんでした。 日曜日にはバーガーとして掃くことを考えましたが、それでも売れ残りでした。バーガー用のパンも余ってしまいました。
1ドルお菓子詰め合わせ~これが受けると思っていたのですが大誤算でした。すでに2日からBuy 1 Get 1 Freeにしました。悲しい結末でした。
焼き鳥~これは抜群の売れ行き、今年はイカと豚バラを加えましたが、イカはOK,豚バラは残りました。3種類は多すぎたでしょう。
牛丼~これは昨年、すし横が味の素のレトルトを売っているのを見て、こちらは自家製で勝負しようと思いメニューに加えたものですが、抜群の売れ行き。そして当店オリジナルの牛丼カレー(このアイデアはK社のO氏でしたが)もなかなかでした。
カレー今年はご飯をチャーハンにして店の仕様と同じにしました。そしてお子様用に甘口も準備しました。イベントに強いカレーです。
おでん~初日はすし横の価格破壊に敗れたものの、相手が品切れしてからはコンスタントな売れ行き。これもアイテムが多いので初日、ゴボウ天を忘れるなどアクシデントもありました。
炊き込みご飯~初日に作ったものの失敗になってしまい廃棄、2日目はルクルーゼの鍋を持ち込み少しだけ作りました。OKなので来年はこれを改良して販売する予定です。
デザート~今年は最初から価格競争になることを意識し、量を少なくし値段を下げましたが昨年ほどは売れませんでした。どら焼きは昨年、残ったため少なめにしましたが、完売しました。
焼きそばパン~土曜日の入場者数が9288人ということで日曜日はさらに増えると見込み、急遽考えたものです。ポテンヒットでした。
容器~今年はコストを抑えるためにふた付きの容器をやめました。これは少し不評でした。持ち運びが不自由なためです。来年は改善します。

なかなか難しいものがあります。ただレストランで食べるのと同じ品質を維持しないといけないというのが私の考え方でして、まずいもの、冷え切ったものを出すわけにはいきません。ある店が焼きそばを販売していましたが、$5で具は何もなし、それも冷たい、麺が固い。購入したほとんどのお客さんは半分も食べずに廃棄したようです。「祭りだからそんなん、当たり前」と言ってしまえばそれでお終いです。聞いたところによると、その焼きそばは木曜日に作り冷蔵庫に寝かせてあったということです。確か昨年はおにぎりが同じような運命だったと思います。安かろう悪かろうでは、日本食全体のイメージを落とすことになりかねません。
皆さんが一番買うものは弁当類です。それはイベントに出展している人にも便利です。買ってもその場で食べられませんから、冷めても味が変わらないものとしては大事なアイテムです。ところがグイネットの保健所の規定では作ってから4時間で廃棄しないといけません。その弁当は4時間前に作ったものだったでしょうか? 保健所の検査の時には、そういうものはなく検査が終わり合格してから、そうしたものを持ち込み販売する。そして危険なことを知っているがために冷たくする。規定では華氏41度以下にしないといけないのです。ちなみに暖かいものは華氏165度以上です。ですから私の店では基本的に暖かいものしか出しません。
来年は、弁当に挑戦したいですね。少し後で食べても美味しい弁当。これは課題です。冷めても食べることのできるものを考えつくり販売したいと思います。そこが知恵です。
今でも体がだるい、なんとなくボッとしています。金曜日と土曜日は睡眠時間が4時間ずつでしたし、会場と店と合計6回も往復しています。そんなつらいことやめればいい、でもイベントは楽しいですよ。がむしゃらにやるものがないと、人間やっていてつまらないでしょう?

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