週末往来

感謝祭明けで、買い物に出かける方も多いでしょうが、目的のない買い物は大抵、「無駄買い」になります。家の中を見てください。 「これって必要なの?」というものがありませんか? 洋服もそうで、安いから買ったというものはあまり着ないのです。そしてそのままゴミとなります。
特に、こういうバーゲンシーズンには、きちんと目的をもって出かけることが大事です。

今週は株価が4日連続で+という週でしたが、これで落ち着くと思ったら大きな間違いです。政府はCITI救済に270億ドルの資本注入を行い、CITIが抱える3060億ドルの不良債権に債務保証をしたのです。もう刷ってはいけない印刷機をさらに回し始めたのです。
これは、仮にCITIが潰れると大変なことになり、全米いや全世界的に取り付け騒ぎが起こるであろうと判断したからでしょう。 それは9月のリーマン破綻で、すで思い知らされてしまったからです。仮にリーマンが破綻せず、あの時政府が救済していたならば、これだけのダメージを世界に与えることにはならなかったのではないかという意見が多数あります。これは明らかにポールソン財務長官の失敗なのでしょう、というかポールソンの裏にいた人物の「リーマンぐらい潰しても関係ないよ」という読みの浅さだったのではないでしょうか?
実際にその後を考えてみてください。ワコビア、WAMUなどいずれもどこかの銀行に救済させていますよね。今後も大手がやばくなれば、政府は資本注入をするか、大手銀行に救済させるしかないのです。ただ、大手銀行はもうその力はありません。 CITIの次はバンカメかGMかという噂がすでに出ています。ただ、これも救うしかないでしょ。 自動車大手3社の中で、GMとフォードだけは潰さないと思います。まあ、クライスラーはどうでもいい。ただ、GMとフォードが潰れるとそのインパクトは大手銀行が潰れるぐらいの大きさでしょうから、救済すると思います。
こうなったら、やけのヤンパチで、5000億ドル刷るのも1兆ドル刷るのも同じでしょう。 印刷時間と印刷の紙代とインク代が2倍かかるだけです。世界経済を混乱させないためには救済しるしかないのです。
ただ、そうなるとドルが市中にあふれ、米ドルは暴落するでしょう。それでもそれが最善策で、ほかに手がないなら、そうするしかないのです。1ドル80円も夢ではなくなります。そしてドルの暴落=金の高騰というシナリオになります。
私は一時、金が713ドルまで下がったときはさすがに「えー、どこまで下がるんだ。どうみてもこの下落はおかしい」と見ていました。 世界経済がこれだけ不安定な中で、一番安心な金がどうして下がるのか?これは疑問でした。そこには空売りで金を下落させようという動きがあったみたいですが、その資金も底をつき、今は813ドルまで戻ってきました。CITIのアナリストは来年後半には上記の理由から金は2000ドル近くまで上昇するという予測を出しました。これについては懐疑的ですが、少なくとも1000ドルにはなるでしょう。そして、アメリカ国内でもすでに09年の方が08年よりも経済は悪いという見方が大勢ですから、金の高騰はある程度予想できます。金は過去5年間で3倍になっていますが、今後も世界情勢を見ながら上がっていくでしょう。 以前に書きましたが、手持ち預金の5分の1を金に移行しましたが、これは正解だったと思います。底値で買うことはできませんでしたが、今は買値を上回っていますから、安心です。 かつて「CITIを15ドルでどうですか」とか書いていましたが、結果的に株式投資はしませんでしたが、それで正解でした。あの解き、買っていれば今頃は胃に穴が開いていたでしょうね。そして笑いごとではすまなかったと思います。
今後もダウは下値6000ドルまで下がる可能性がありますから、買う気はしません。あとは、ここにある米ドルをどうするかでしょう? 円に切り替えるか、さらに金を買い足すか、しばらく考えます。

最後に名言を1つ
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。出ない杭、出ようとしない杭は、居心地は良いが、そのうちに腐る」

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