小沢でなく管だった 選挙の結果から

 日本の政治を2分するような民主党の党首選、すなわち日本の総理大臣選びは、意外?にも現職である管直人の圧勝となりました。

 事前の予想というか期待感では、今の最悪の日本を変えられるのは悪者、小沢しかない。「毒を持って毒を制す」という言葉がありますが、日本の世論は「毒は要らない」という決断を下したのです。

 田中角栄の秘蔵っ子で、最後の大物政治家だったんじゃないですかね。それも反対に見れば、最後のダーティな政治家だったともいえます。当然賄賂はもらっていたことでしょう。それをトカゲの尻尾切りのように手下のクビを差し出して乗り切ってきたわけです。ある者は自殺し、ある者は逮捕されましたからね。

 そこまでダーティな政治家でも実力はあったわけで、その強引さで日本を変えられるんじゃないかと、国民は一時期待をしたと思います。でも結果的にはそれが命取りとなり勝てなかったですね。

 それは結果的に国民が綺麗事を望んでいたからか、小沢があまりにも嫌いでイメージが悪かったんじゃないでしょうか?

 ネットで読んだ限りでは、自分の都合の良いメディアしか相手にしない、側近でさえ少しのことで干す。わがまま村の大将みたいなところがあります。そういう点でも管直人の真面目さ?に負けてしまったんじゃないですかね。

 さて、今後日本をどうするかですが、円高対策が急務でしょう。一時的には2円近く円安に戻っていますが、基調は円高です。そして雇用問題から公務員削減問題、永田町にメスを入れていかないといけないですね。

 一番良いのは、国民を味方につけることでしょう。小泉はどうして政権が長く続いたのでしょう?それは国民に人気があったからです。はっきりビジョンを示す。3つも4つも有言実行を宣言しなくていい、分かりやすく「これは国民の皆さんのためにやります」というものをしっかり示すことでしょうね。

 それは消費税10%の実現でも良いわけです。そりゃ、国民は一時的には反対するでしょう。でも、それによって国の借金が減り、日本の財政健全化を示すことになれば、誰も文句は言わないはずです。このまま行けば破綻ですからね。

 そして韓国並みに、首相が動くことでしょう。民間の海外プロジェクトを応援することで国益になるのならするべきでしょう。実は6月にボリビアの大統領の来日予定がありましたが、鳩山が辞めることになったので延期になりました。ボリビアにはリチウムイオン電池に使われるリチウムが大量にあり、それを韓国と中国と争っていたわけですが、ボリビア大統領は韓国を最近訪問し、経済協力の約束を取り付けたそうです。これでリチウムは韓国に流れますね。ハハハ、トホホです。

 政治と経済の源は同じ。経済が発展するには政治が必要で、政治がしっかり動けば経済も回るというものです。管直人に期待しましょう。

Comments

Popular posts from this blog

実録 詐欺物語

ハワイ島は超金持ちのお忍び場所

すでに暇モード 5月26日(金)