今週の日曜日に飲むワインたち


今週の日曜日はAちゃんの送別ゴルフになっていまして、その後で我が家で「別れの会」を催しますが、そこで飲むワインを紹介しましょう。

なんと3種類のスペインのワインを用意しました。それもすべてリオハで統一です。
そのリオハ(RIOJA)に’ついて勉強しましょう。

リオハはスペインで最初に特選原産地呼称(D.O.C.)に認められたワイン生産地です。
リオハのワイン生産地区は、リオハ・アルタ、リオハ・アラベサ、リオハ・バハの3地区に分かれてるのが特徴です。


リオハ・アルタ地区
エブロ河南岸にあり、地区内では最も評価が高い起伏に富んだ傾斜地。

リオハ・アラベサ地区
はエブロ河北岸にあり、南向きの急傾斜地。早飲みタイプから熟成向タイプまで幅広い赤ワインが生産されています。

リオハ・バハ地区
ログローニョ東に広がり、山から離れた平地。アルコール度の高い赤ワインや、手ごろなロセワインが生産されています。

このリオハで主に栽培されているぶどうの種類は以下です。
ガルナチャ:Garnacha
ガルナチャはイタリア・フランス・スペインなど、幅広い地域で栽培されている黒葡萄品種。
イタリアではカンノナウ、フランスではグルナッシュと呼ばれています。 赤ワインだけでなく、ロゼワインの原料にもなります。
テンプラニーリョ:Tempranillo
テンプラニーリョは主にスペインで栽培されている黒葡萄品種。
また、スペイン国内でも地域によってセンシベル、ティント・フィノなどと別名で呼ばれています。    
ヴィウラ:Viura
ヴィウラは主にスペインで栽培されている白葡萄品種です。
カヴァの主原料になり、マカベオ(Macabeo)とも呼ばれています。

さて銘柄で見ていきましょう
Dinastia Vivanco Crianza 2008 店売りで20-25ドルかと思います。
裏にはテンプラニーニョと書いてあります。ロバート・パーカーが90ポイントをつけています。

Anciano  Gran Reserva 10 years 2001  店売りで16-18ドルかと思います。
これもテンプラニーニョですが、10年寝かせています。2008年との違いが楽しみですね。

Lan Crianza 2006  店売りで18-20ドルかと思います。
これもテンオウラニーニョですね。

ところで、「CRIANZA」と「RESERVA」の違いについて
熟成の度合いを表す言葉です。「CRIANZA(クリアンサ)」は、瓶と樽で2年以上、その内の6ヶ月以上をオーク小樽で熟成させたものです。同じく「RESERVA(レゼルバ)」は3年以上の熟成期間の内、1年以上をオーク小樽でねかせたものです、なるほどね。
さらにはGran Reservaもあり、赤では樽熟成24ヶ月以上、壜熟成を含め合計60ヶ月以上ねかせたものを指します。Anciamo が10年ですから、まさにそれですね。

スペインのワインの中では、リオハやリベラ・デル・ドゥエロといった地区のワインは、長期熟成型のコクのある優れたワインがあるということを理解しました。

ちなみにリベラ・デル・ドゥエロは???
近年スペイン国内外で注目を集めているリベラ・デル・ドゥエロ。
その名の由来は、この地域がドゥエロ川の両側に位置していることから来ています。
(リベラはスペイン語で川べりを意味します。)
D.O.リベラ・デル・ドゥエロは、スペインの中央から北部に広がるカスティーリャ・イ・レオン州全土、バリャドリード、セゴビア、ブルゴス、そしてソリア県に広がっています。
リベラ・デル・ドゥエロは1982年に原産地呼称に認定され、現 在のブドウ栽培面積は18600ヘクタールに及び、更に増加傾向にあります。 認定当時、呼称統制委員会に登録されていたワイナリーはわずか9つでしたが、  現在その数は200まで増えています。

リベラ・デル・ドゥエロの土壌はブドウ栽培に非常に適した土質で あると言われています。
ほとんどのブドウ畑は緩やかな丘陵に集中しており、その海抜は700~800mと高地にあります。 土壌は主に石灰石で、鉄分が乏しく肥沃さに欠けています。リベラ・デル・ドゥエロの気候は大陸性気候ですが、わずかに大西洋気候の影響も受けています。
雨はあまり降らず、春と秋にわずかに降るだけです。夏は乾燥していて、冬は長くて厳しく、
この激しい気温の差がブドウの成熟を助けています。
ティンタ・フィナ(テンプラニーリョ)で造られるワインは、果実味に溢れたフレッシュなワインで、
いつもキイチゴやグーズベリーのような赤い果実を思い起こさせます。
また、クリアンサは樽の香りがポイントです。これらのワインは、ボトルの中でその味を発展させ
タバコ、コーヒー、カカオ、乾果などのニュアンスが生まれます。
風味の良い、タンニンが効いた(たまに、きついワインもある)ワインが多いのは、
まだしなやかさに欠ける硬いワインを市場に出すワイナリーが大半で、
ボトルの中でワインを休息させ、味の調和を図っているからです。
時間の経過とともにタンニンのきつさも緩和され、熟成したワインは非常に味わい深い素晴らしいワインとなり、繊細でビロードのような舌触りとなります。

まあ、いろいろ調べて能書きを並べましたが、スペインを代表する高級ワインの産地がリオハとリベラ・デル・ドゥエロということを頭に入れておき、次回はこのドゥエロのワインを飲まないと気がすまないということですかね。

最後に一番右のワイン、La Maia Linaはスーパー・トスカンです。試飲して美味かったので買いました。これでさえ店売りでは16-18ドルかと思います。探せばあるもんです。

スーパー・トスカン?スーパー・トスカーナ
法律に縛られずに独自のぶどう品種と醸造法(主に新樽熟成)で最高のワインを造ろうとする最近の潮流の中で生まれた話題のワインです。ほとんどがVino da Tabolaの格付け(法律上の最下位)ながら世界的に認められたことからD.O.C.などの高級格付けに認定されつつあります。

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