今日の二ユースから 10月6日(木)

 昨日のレストランビジネスは閑古鳥の大合唱で、稀に見る暇な一夜でした。家に帰りニュースを見てスティーブ・ジョブズの死去を知り、なるほど暇なわけだと勝手にこの影響であっただろうと決めつけましたね。
 「現代のエジソン」「現代のディズニー」など彼を賞賛する言葉は数多いですね。革新的なものを世の中に出した男。コンピューターとネットの普及が世の中を豊かにし、今年起こった中東から地中海にかけての独裁者の国々の民主化を助けたのであれば、私としてはノーベル平和賞をあげたい気持ちです。
 別にアップルの猛烈なファンではありません。世の中には「アップル信者」と呼ばれるぐらいのアップル製品大好き人間が多い。

 毎日、仕事先で天気予報、株価、メールを瞬時に見れることは実に便利で重宝しています。その恩恵を受けています。
 私になりにいえば、アメリカが生んだ偉大なる天才であったと思います。新しい製品を紹介するビデオを昨夜は何度も見ましたが、実に嬉しそうに紹介していますね、いつまでも子供のような無邪気な発想を忘れなかった人ではないですかね。頭が固くなるとそういう発想ができなくなりますからね。あらゆることに「なぜ」の疑問符を投げつけ、それに対する答えを探していく、その中で「こうしたらいいじゃないか、こんなことができるじゃないか、これは面白い、これは便利」とそれが頭の中から形になっていったのだと思います。
 昨夜は、そういう面で偉大な人物がこの世を去ったということで寂しい夜でした。

1、まずは週間新規失業保険申請件数ですが、6千件増の40万1千件なので上がったと言っても大した問題ではなく、株価にも影響していません。問題は明日の朝8時半に労働省から出る9月の失業率です。私としては9月の末が良かったことから、またADPの先行レポートも良かったことから場合によっては0.2%下げて8.9%になるのでは?と一部期待もしているわけです。

2、原油とゴールドが上げ基調です。原油は久々の80ドルを回復しています。昨夜、家の近くのBPで3.19ドルを見ましたが、2.99ドルには届くことなくまた上がっていくでしょう。ゴールドは上がったり下がったりで現在1650ドルで動いています。この数字は最高値から14%下がった計算になります。

3、昨夜読んだ記事によると、今年第1四半期に中国がインドを抜いてゴールドの世界最大の市場になったそうです。金余りの中国の金持ちがゴールドを買いあさったということですね。

4、さらには、今後「中国版サブプライム」が起こるといいます。金余りの金持ちが民間金融をしたためで、それが焦げ付いてきています。来年の中国のGDPは0-3%程度まで落ち込むのではないかという予測も出ています。すべてに対して急ブレーキがかかることになります。米国の消費の落ち込みは回復期待ができないでしょう。それを肩代わりするはずの中国も期待薄になってくるとモノが動かなくなりますからね。

5、昨夜、某自動車部品メーカーの方と話をしたのですが、今後の見通しはかなり暗いようです。今後は車の販売が鈍化するというもの。それでもトヨタは新型カムリを山積みしていてフル生産しています。これはここ半年のマイナスをカバーするつもりなのか、売れるという強気の戦略なのか、「球がないと撃てない」という単純な発想なのか。あまり変わり映えのしない新型カムリで現代のソナタに勝てるのか???

6、スティーブ・ジョブスの残した言葉
●死について
 自分がもうすぐ死ぬということを自覚しておくことは、これまで私が出会ってきた中で、人生で大きな決断を下す手助けになる最も重要な道具だ。なぜなら、ほぼすべてのこと、すべての外部からの期待、あらゆるプライド、恥や失敗に対するいかなる恐れも、死の恐怖を前にすれば消え去り、本当に重要なものだけが残るからだ。いつか死ぬということを覚えておくのは、自分が知る限り、何かを失うと考えてしまう落とし穴を避ける最善の方法だ。あなたはすでに裸だ。自分の心に従わない理由はない。
 時間は限られているのだから、ほかの誰かの人生を生きることでそれを無駄にしてはいけない。他人の考えの結果に従って生きるというドグマにはまってはいけない。自分の内なる声を他人の意見でかき消されないようにしよう。
 ●イノベーションについて
 イノベーションは、新しいアイデアについて廊下で立ち話する人や、夜の10時半に電話をかけ合うような人たちから出てくる。誰も見たことがない最高なものを思い付いたと考える誰かが、そのアイデアについて他の人の意見も聞きたいと呼び掛けて集まった6人だけの急なミーティングだったりもする。そして、間違った方向に向いていないか、やり過ぎていないかを確かめるため、1000の項目にノーと言うことから生まれる
多くの人のボキャブラリーでは、デザインは化粧板を意味する。それは内装であり、カーテンやソファーの素材だ。しかし私にとっては全く違う。デザインとは、人間が作った創造物の基本となる魂であり、最終的に製品やサービスの連続的な外層で表現されるものだ


 ●マッキントッシュ誕生について
 何かに根を詰めたことがあるとは思っていないが、マッキントッシュの開発は最も素晴らしい経験だった。関わったほぼすべての人がそう言うだろう。最後には誰1人としてマックを手放したくなかった。一度自分たちの手を離れたら、2度と自分たちのものではなくなると知っていたかのようだった。最後に株主総会で披露したとき、会場の全員が5分間のスタンディングオベーションをしてくれた。自分が感動したのは、マックチームの面々が前列の方にいるのが見えたことだ。本当に完成させたというのを誰1人信じられないようだった。全員が泣き始めた。

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