ゴミを出さない=地球の未来のために 10月7日(月)

Siete de Octobre (Lunes)
 ロンドンでファッションウィークが開催されていますが、今年のテーマは「持続可能=サステナビリティ(Sunstainability)だそうです。ファストアクションのタグから作られた洋服、ナイキの靴から作ったパンプスなど、それだけ世界がゴミの問題に動いているわけです。

 私は土曜日に家の近くのリサイクルセンターに、空き瓶を持っていきました。店で出るワイン、リカー、ビール、水などの瓶が100本以上ありましたが、そのリサイクルです。
1)クリアなボトル 2)茶色のボトル 3)緑と青のボトルに分別して大きな容器に入れます。それだけのことです。
 さらにビールの缶、コーラの缶も別に透明なビニール袋に入れ、これは潰せるので小さくなり、家の前に出しますと、月曜日に郡の回収車が持ち去ってくれます。プラスチックの番号1-7までもリサイクルが可能なので、これも同じように家に持ち帰り、月曜日に捨てています。紙類もそうです、これも家に持ち帰り、月曜日に回収に回されます。
 生ごみ、野菜の切りくず、そして魚の骨、皮、内臓などですが、これらも持ち帰り、これは2日ごとに畑に埋めています。
 これが私のリサイクルです。これまでに比べゴミの量が半分以下になっているはずです。たぶん、アトランタのレストランでここまでリサイクルしている店はいないでしょう。

 地球の温暖化については賛否両論で、アメリカの大統領は「寒冷化に向かい、関係ない」の方向ですが、化石燃料を燃やしていることで温暖化になるという意見には賛同します。これが100%ではないにしても加速している原因の1つです。そして生態系がゴミによって壊されていくこと、人間の乱獲で魚がいなくなることなど、こうした問題の解決に、何が自分にできるかと考えると、私の場合は「これ以上地球を汚すのはやめようじゃないか」という結論になるのです。

 今週金曜日にノーベル平和賞の受賞が発表となりますが、スウェーデンの16歳のグレタさんがノミネートされています。おそらく受賞すると思います。
 平和賞は実は、トランプも狙っていました。北朝鮮に近づき平和活動をする目的の1つは名誉欲しさ?でもあるわけです。しかし、彼には行かない。
 グレタさんが昨年の8月に始めた「金曜日の学校ストライキ」、これは今年の3月に世界中の125カ国で10万人が参加する規模まで成長しています。
 9月末にスウェーデンの第二の都市で開催された集会には1万人が集まっています。その1週間で世界では760万人が気候変動の抗議行進に参加しているのです。これは大きな動きであり、参加できない人でも「ペットボトルを買うならマイボトルを持参する」、いろいろ取り組みができます。

 私の店では、すでにプラスチックのストローが廃止され数カ月が経過しました。最初は戸惑っていたお客さんも今では普通に受け入れています。たまに写真を撮る人もいるようです。それまでの常識が常識でなくなり、新しい常識の枠組みが世の中に入ってきています。

 プラスチックのストローから派生して、発砲スチロールの持ち帰り容器が再生できないということでゴミ問題が起こる中、私の店では再生可能な容器にすべて切り替えました。最近では紙で良いものを見つけ、それも使っています。
 こうしてどんどんゴミを減らす工夫を行ってきました。コストの問題よりも地球の将来の方が問題なのです。単純な話、コストを下げて利益を上げても、地球が汚れ滅びたらそれでお終いなのです。そこまでの極論で動いていかないと世の中は変わらないでしょう。

 一番ダメなのは「私1人がやっても意味がない。だからやらない」という発想です。グレタさんの1人の活動は1年後に760万人を動かし、私のように感化されて行動を開始した人も含めると1千万人以上を動かしたことになるのではないですかね。

 私はもう洋服も買いたくないのです。クローゼットに多くある洋服、どうします? 流行? 57歳に流行もへちまもあったものではない。着れるものがあればそれでいいですよ。何しているか? 仕事とゴルフが基本です。Tシャツに動きやすいパンツ、そしてゴルフシャツは50枚以上ある、ゴルフパンツも20枚ある、それで十分なのです。
 新しい洋服を買いたいとも思わないですね。破れたTシャツがあれば買い足すくらいです。

 個人レベルでは温暖化を止めることは大変困難でしょう。アメリカ=車社会です。ガソリン車から電気自動車にする?それでも火力発電か原子力発電で作られた電力。どちらも悪い。せめてハイブリッドで燃費の良い車に乗るくらいのことしかできません。
 したがって、遠回りのようですが、ゴミ問題に取り組むこと、再生可能なものをリサイクルに回ることで貢献するのが一番早いわけです。

 ハワイに行けば、さらに行動は環境にやさしくなるでしょう。太陽光発電があります。これで電気代を賄い、電気自動車に乗る。農業をやりますが、リサイクル農業で、レストランなどからごみを回収してそれを堆肥にする。出たゴミをもとに戻すやり方、通用したらすごいと思うのです。その実験を今ここでやっているわけです。
 人生の最後をどう過ごすか。人間としてどう人間の役目を終えるか。いろいろあると思いますが、私は「母なる地球への恩返し=親孝行」で終えたいと思います。理想かも知れませんがね、「孝行したいときに親はなし」にならないように、エンジョイした人生の恩返しができれば、理想ではないですか。

 日本食レストランの中には、今でも発砲スチロールの容器を使い、プラスチックのストローを使っているところが大半かと思います。
 例えば、一度金属ストローを買えば、最低5年は持ちます。使い捨てのプラスチックを買い足すよりも安い、そして環境にも良いのです。
 石油製品でできたものの多くは再生できないものが多い。それなら使うのをやめること。便利なことを諦め、不便なことに切りかえる。不便さが環境に良いのであれば、そうすべきです。現在2019年です。2030年が無事に迎えられることが大事、そのために何をすべきかも大事です。環境が劇的に変わり、海面上昇で消える街が出る。狂うような台風などの自然災害、極度の干ばつ、毎日100度の夏そして長い夏、温暖化かと思えば極端に寒い冬。逆に雪の降らない冬。こうしたことが現実に起きているのです。平和な日々を過ごすために、我々にできることはたくさんあります。

 日本で4月から有料になるスーパーのレジ袋、海外では?
1)フランス 3年前から廃止
2)台湾 2011年からすでに有料
3)韓国 今年から有料
4)アメリカ まだまだ進んでいません 日本は遅れていますね。ちなみに5日は「世界レジ袋ゼロの日」でした。

 ワタミの創業者、渡辺美樹が経営に復帰するそうです。まあ、そうでしょう、低迷するばかりのワタミ、作ったのは誰? あんたが再建せんで誰がやる? 調子こいて議員やっても何もなかったわけで、餅は餅屋。

 そういえばハワイではサンプロテクションのクリームが禁止になったとか? ビーチで塗り、海に行くと溶けだし、海を汚染するからだそうです。真相を確かめないといけないです。

 
40% Chance for Rain This Afternoon
 40%の降水確率だそうです。ジョージア州は干ばつです。

 長々と環境問題、リサイクルについて書いてみましたが、「疑うこと」は大事かと。その常識は正しいのか、これまでの正論は正論のままで良いのか?環境が変わる中、世界の常識や正論も変わっていくことでしょう。しかし変わってはいけないものは「それは人間として正しい行為なのか」ということです。ぶれない軸を持ち、環境問題をはじめとする諸問題に向かっていきましょう。
 リサイクルした場所はDunwoodyにあるBrook Runという公園ですが、周囲に散歩道があり、舗装されているので、歩く人、走る人などたくさんいました。私も家族と日曜日の朝に30分ほど早歩きして散歩しました。気持ちの良い朝でした。
 

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