他人のせいにしかできない男

 昨夜、ようやく解雇したかった男と話をしました。他のフロントからの苦情を受けての「切り時」だと思いましたからね。
 といって、月給制の人なんで、1ヶ月のNoticeで解雇通告をしました。下手に即解雇して、訴えられるとかの問題が発生すると困りますからね。
 まあ、正当な理由があっての解雇ですから、本人にも納得をしてもらいました。それで私が「景気は回復基調にあり、探す気があれば仕事は見つかる」と言ったんですが、それに対して「何を言っているんですか、景気はまだまだ悪い、仕事は見つからない」と主張するわけです。
 「おいおい、待ちなさい。景気が良くても潰れる店や会社はある。逆に景気が悪くても儲かっている会社や店もあるんだぞ、要は本人の努力次第じゃないか?」と、私は言うわけです。

 そんなもん、当たり前ですよね。本人に能力があれば、それを必要とする場所があるんです。能力がない何もできない人だから必要とされないんですね。
 そこのところを、理解していないわけです。 それで「失業保険を申請する」と言うわけです。何でも3ヶ月以上働いていれば失業保険を受ける権利があるそうですね、そういうところだけは詳しいんですね。

 仕事を辞めるまで1ヶ月ありますね。ところが本人には探す気さえもなさそうです。普通なら解雇通告を受けた会社にはいたくないはずです。私は仕事が見つかったらいつでも辞めていいからとも言っているわけです。それでもそういうことは関係ないみたいですね。ということは元々が横着なんですね。やる気がない。

 店に来るときもそうです。4時45分からの仕事ですが、遅れないためにその前に来ているんですね。ところが店の横のパーキングで時間調整をしています。他の人は例えば4時35分に来たら、その時点からもう仕事に入っているわけです。そういうところはしっかり私は見ていますからね。どちらの心象が良いでしょうか? そんなもん、当たり前ですよね。

 全くこういうところが、失礼ながら「実にアメリカ人的」としか言いようがないわけです。それでどうやって仕事に情熱があるといえるんでしょうか? ただ来ていれば給与もらえるから、時間通りに来て、時間通りに帰るわけですね。こういう根性の腐ったような人間は私の店には必要ないわけです。

 人の採用は実に難しいもんですが、どうしても人がいないときには採用せざるを得ないケースもあります。そしてある時点から人が充実してきて、今度はカットする段階に入りますが、簡単に切れう人とそうでない人がいますね。
 特にこの国では裁判が日常茶飯事ですから、何かあって「不当解雇」「人種差別」「性差別」「違法行為発見」など様々な理由で訴えられるケース、また当局へ密告されるケースなどを想定しないといけないわけです。

 神経、磨り減りの毎日であります。

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