アメリカ経済の行方、そして、、、。

 昨日、届いた田中宇さんのメール配信によると、偽りの経済回復行為が行われ、ドルを支え、アメリカを支えているとのことで、世界はすでに、「ドル暴落後をどうするか」で表面的には「もちろん、アメリカを中心に支えてドルは世界の基軸通貨ですから、今の方針を継続します」で足をそろえているかに見えますが、水面下では「おい、ドル暴落して外貨準備が半分になったら責任問題では済まんぞ、金買えしっかり、それもこっそり買え」で動いている国が多いようです。イタリア北部で日本人2人が大量の米国債を隠し持っていて当局に逮捕されたという報道には驚きでした。ただ、これも事実であれば国同士で話をして「なるほど、そういうことか?じゃ、釈放するしかないな」で政治決着するのです。日本でさえ、米国に見切りをつけ米国債を処分したいということですからね。 やっぱり、タイタニックだと思いますね。このところの株価上昇は中身のない上昇でしたし、私がいつも気にする、住宅価格の下落が止まり、失業率が下がらないと実体経済は上向かないに逆行していましたからね。政府はいつも隠します。この国の政府もそうで、すでに氷山にぶつかり浸水が始まっていてもそれは言わない。そして10-20%の金持ち層は、そこそこ回復したところで売り抜ける。残りは何もできないので、そのままババを引くということになるのでは?と危惧をするわけです。 私はそれをすでに動物的勘で察していて「逃げるしかない」と思っているのです。確かにこの国は住みやすい面が多い。ただ、すでに死に体です。製造業がきちんとできていない、ものづくりのない国には未来がないのでは? 製造業を脱し、金融に走り、それで世界を巻き込んで金儲けをしようとしたわけですが、それも終わってしまった。残るは防衛産業? ハイテクもすでにアジアの国々が追いついている、この国には大した産業がない。 今、この国に「アメリカンドリーム」を求めて入って来ている人は貧しい国からでしょう。1つの例でいえば、東欧ですね。Buford Hwy Farmers Marketに行くとそれが見える。東欧やロシア系食品のコーナーがヒスパニックフードを追撃するように増えています。あれだけの食料品を並べるということは相当の人が入ってきているわけです。彼らにとっては腐っても鯛は鯛で、まだアメリカのほうがマシなんです。だから入ってくる。アメリカに来れば何とかなる。賃金安くても自国よりは高いし、生活水準も高い、メリットがあるから入ってくる。 ただ、私みたいに日本から来た人間にとっては、もうこの国に未来があまりないことを分かってきている。そしてアジアが今後も伸び続けるであろうということも理解できる。この国が今、直面している内政問題は、教育、犯罪、麻薬、銃、国民健康保険。そのすべてにおいて解決できる可能性が低く、悪化する方向に進んでいます。 オバマがもしも国民健康保険を成立させれば大したもんだと思う。製薬会社、医者、保険業界などの利権を持つ人々を敵に回し、それが成立できるかどうかは疑問。そして貧しい人が実際には「そんなもの要らない、給与から保険代を天引きするならしないでくれ。俺は健康だから保険は要らない。ビタミン飲んでいるし大丈夫」と反発を受ける可能性もあるのです。犯罪問題もそうで、「犯罪が多いから警察官の数を増やせ」ということしかできない。数に対して数で対抗する。どっちの数が多いでしょう? 外政はさらに厳しいかも。借金丸抱えの国が軍事力だけで、世界を脅しているわけで、「それじゃ、あんたの国の借金肩代わりしないよ」とソッポを向かれたら、この国はお終いです。それプラス、こっそり通貨を印刷しているのが現状でしょう? 危険きわまりないですよ。それで経済が再生すれば「めでたしめでたし」ですけどね、その可能性は低い。 そういう私も、「じゃあ、逃げます」と言っても、今逃げると家の価値が下がっているので見切り処分しないといけない。ということでタイミング待ちをしているのが現状です。

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